妖怪アパートの幽雅な日常(1) の商品レビュー
10巻あわせてのレビューです。2時間もあれば1巻読了できますので、就寝前にちょびっと活字を読みたいなぁというときにうってつけ。 主人公は稲葉夕士という男子高校生。交通事故で両親を亡くし、中学の間は伯父の家に居候。伯父夫婦は本当によくしてくれるけれど、夕士と同年代の娘がいることも...
10巻あわせてのレビューです。2時間もあれば1巻読了できますので、就寝前にちょびっと活字を読みたいなぁというときにうってつけ。 主人公は稲葉夕士という男子高校生。交通事故で両親を亡くし、中学の間は伯父の家に居候。伯父夫婦は本当によくしてくれるけれど、夕士と同年代の娘がいることもあり、何かと気を遣う。商業高校入学をきっかけに一人暮らしを決意。格安の物件を見つけて入居したところ、なんとそこは妖怪や幽霊が暮らすアパートで……という物語。 アパートの幽霊は、幼い男の子とその仲良しの犬、妖怪託児所の保母さんでプロポーション抜群の美人、手首から先しかない天才料理人など。いずれも死亡理由が凄絶で、親による虐待死、中絶をくり返したはての出産時の死亡、ストーカーにバラバラ死体にされて手だけ成仏できずとか。 幽霊以外の住人や客人も多数。詩人、画家、古本屋に骨董屋。除霊師の卵もいます。また、夕士の親友、長谷泉貴は、別の進学校にかよっていますが、妖怪アパートにしょっちゅう遊びにきます。夕士の同級生の女子たちはかしまし娘。彼女らが心をときめかせるちょっとワルそうな千晶先生がカッコよし。その千晶先生を敵対視するのは、美人だけど嫌な感じの青木先生。登場人物がそろって魅力的。 映画のタイトルがちょこちょこ出てくるのも楽しいです。スキー旅行で泊まったホテルで次々起こる怪奇現象に、夕士が思い出すのは『シャイニング』(1980)。 謎の卵を見れば、『エラゴン』(2006)のようにドラゴンが生まれるのかと思い、アンティーク・ジュエリーの展示会場で強盗事件に巻き込まれたときは、『オーシャンズ11』(2001)のような展開を夕士は想定します。それに、女生徒会長はアンジェリーナ・ジョリーみたいなんだそうな。 心霊現象には無縁だったとはいえ、本作を読むと高校時代が懐かしくなります。 心に残る台詞もいっぱい。「つられて大人になる必要はない」。生身の人間を救うのは、やっぱり生身の人間でないと。 映画化するとしたらキャストはどうなる?
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再読。のため、若干ナナメ飲み。 以前3巻まで読んで、作者の香月先生が亡くなられていることを知り、やめた。 今回改めて一気読みすることに。 ナナメ読みでも 再読でも感想変わらず。 面白い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルの「妖怪」から、霊能力バトルとか妖怪退治のような物語を想像していたら、全然違う内容でいい意味で裏切られました。中高生に読んで欲しい!おすすめです。
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小学生か中学生のときによんだ、児童書なのかな?ところどころ重いところがあったな~。何度もぼろぼろないたし今でも褪せない本
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登場人物たちが優しい人たちなのがほっとする。でもやさしいことばかりじゃないのさ、ってのが子供向け小説としてはいいなぁ。
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面白いとおススメされていた本だけど なかなか読んでいなかったので、読んでみたら 面白い。料理が美味しそうだなー。
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両親を亡くし早く立派な大人になる事だけを目標としていたら、高校入学をきっかけに妖怪たちが住むアパートへ引っ越す事になってしまいます。 急ぎ過ぎて頑なになっていた少年の心がアパートで出会うちょっと変わった住人たちと関わる事で変化していきます。 色々な大人と話す事は世界が広がる事なの...
両親を亡くし早く立派な大人になる事だけを目標としていたら、高校入学をきっかけに妖怪たちが住むアパートへ引っ越す事になってしまいます。 急ぎ過ぎて頑なになっていた少年の心がアパートで出会うちょっと変わった住人たちと関わる事で変化していきます。 色々な大人と話す事は世界が広がる事なのです。
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高校生の時一回読もうとしたけど何か辞めちゃって、今やっと読んだ!面白い!! みんな個性豊かで楽しいし、るり子さんの料理も食べたいし、私もここに住みたい……! はやく続き読みたい!ってなった 龍さんが好きです!
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ずっと気になっていた作品でした。とても読みやすく、あちこちにポイントになる言葉が散りばめられていて時々目頭が熱くなったりも。妖怪が出るのかと思ったら妖怪が住んでいて、妖怪がお世話するアパート。クリと母親の物語は悲しすぎたけど、寂しさも悲しさも切なさもこのアパートでならいつか昇華さ...
ずっと気になっていた作品でした。とても読みやすく、あちこちにポイントになる言葉が散りばめられていて時々目頭が熱くなったりも。妖怪が出るのかと思ったら妖怪が住んでいて、妖怪がお世話するアパート。クリと母親の物語は悲しすぎたけど、寂しさも悲しさも切なさもこのアパートでならいつか昇華されていく気がします。夕士はいいアパートにめぐり合えたもんだ。一度寮に移ったのは想定外。竹中が転落していく様はリアルでもありがちな話なんだろうと暗い気持ちになりました。恵理子との仲も少し修復され、夕士が最後アパートに戻って次巻へ。
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両親をなくした少年が高校進学を機に、叔父さんの家から学校の寮へ行くことに。しかし、寮が火事で半年格安アパート妖怪アパートへ。本当に妖怪たちがいたが、皆とても気のいいやつばかり。ふれあいの大切さが心温まる。でも、クリとシロの話は切ないなぁ。幽霊に意思があるのは嫌だけど。楽しく読めた...
両親をなくした少年が高校進学を機に、叔父さんの家から学校の寮へ行くことに。しかし、寮が火事で半年格安アパート妖怪アパートへ。本当に妖怪たちがいたが、皆とても気のいいやつばかり。ふれあいの大切さが心温まる。でも、クリとシロの話は切ないなぁ。幽霊に意思があるのは嫌だけど。楽しく読めた。
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