中世思想史 の商品レビュー
中世思想原典集成の月…
中世思想原典集成の月報、別巻で収められていたもの。簡潔な記述で複雑な中世思想史を描いている。本書を読んで『キリスト教神秘思想史』を読むと分かりやすい。
文庫OFF
同著者の「古代・中世哲学史」とリンクしている部分多くあり。 中世のキリスト教の思想の、主に「信仰と理性」をテーマにした思想、哲学の変遷や、またその背景となる文化や歴史にも詳しく言及している。 中世の思想、哲学の主なテーマはまさしく「神」「宗教」であった。 現代からすると...
同著者の「古代・中世哲学史」とリンクしている部分多くあり。 中世のキリスト教の思想の、主に「信仰と理性」をテーマにした思想、哲学の変遷や、またその背景となる文化や歴史にも詳しく言及している。 中世の思想、哲学の主なテーマはまさしく「神」「宗教」であった。 現代からすると、若干疎んじられて捉えられがちの中世であるが、その時代には実に濃く、深い探究が行われていたことを本書から知りうることができるだろう。 これは、現代にとっても大いに学ぶべき点のある思想の体系でもあるのではないだろうか。 体系的にそれぞれを理解するのもいいかもしれないが、ある一人の思想家の項をじっくり読んでみるのも良いかもしれない。
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古代ギリシャ哲学から十六世紀ルネサンスまでの西洋思想を追った一冊。 元々「中世思想原典集成」の別巻として編まれたため、記述はやや平板です。 とはいえ、アラビア文化の影響も含めて全体を綺麗に見通せるのはさすが。通史をおさえる、という意味では非常にありがたい一冊でしょう。 手元にある...
古代ギリシャ哲学から十六世紀ルネサンスまでの西洋思想を追った一冊。 元々「中世思想原典集成」の別巻として編まれたため、記述はやや平板です。 とはいえ、アラビア文化の影響も含めて全体を綺麗に見通せるのはさすが。通史をおさえる、という意味では非常にありがたい一冊でしょう。 手元にあると何かと便利ではないでしょうか。 記述がややキリスト教贔屓な気はしますが、クラウス・リーゼンフーバー博士はイエズス会士なので仕方ないところかもしれません。
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