ぐろぐろ の商品レビュー

松沢呉一(著者)

松沢呉一氏の傑作エッ…

[文庫ＯＦＦ]

松沢呉一氏の傑作エッセイ集。この独特のセンスに拒絶反応を起こす人もいるでしょうが、はまる人ははまるはずです！

2021/01/04

人が不快になると著者が考えている題材を著者の経験を交えながら書かれた本書は、人の不快にピンポイントで効いてくるのだが、快と不快は紙一重でいとも簡単にその境界は霧消することも作者はやんわり指摘している。まずは、快不快を認めるところからしか始まらないのだよという非常にクレバーな価値観をさりげなく教えてくれる本書は、良書だと思う。

2018/06/16

くだらなく、下品なことを
普通に書いていてよろしかった。
タンの話だけは嫌だったけど、
浮浪者のタンを飲み込んで夫を助ける
中国の話を思い出した。
当時も愛する人を救うためにタンを飲めるかと
数日苦悩したっけ…

2015/03/23

生理的嫌悪感を覚える。すごいグロ本。タンやゴキブリは耐えた。スカもどうにか頑張った。しかしゲロ好きの武田くんの話は、あまりにも言葉の汚物・暴力。日常がつまらんつまらんと思っている時に読むとよろしい。すごいもんを毎日排出してるんだなーって人生に敬虔な気持ちになれるよ。

2014/06/20

文庫コーナーに平積みされて、そのタイトルと表紙絵で異彩を放つ本を見つけ、怖いもの見たさで衝動買いした。風俗、ＳＭ、変態プレイなどエログロ世界の見聞録エッセイ集。一般の人ではあまり経験しないような不快で下品な話が満載であるが、読んでいるうちに脳をあずけてしまっている自分がいた。R-18条件付きでおすすめ。さあ、好奇心と勇気を持って”ルマルシャンの箱”を開けてみよう。

2014/03/29

リアルタイムでBURRN!で読んでいたので懐かしい。BURRN!で読むと月1回だから面白かったけど、続けて読むもんじゃないねこれ。

2012/08/12

読んでいる最中、何度も気分が悪くなること請け合いのグロ満載のエッセイ集。これほど気持ち悪くなる（吐き気を催す）逸話満載の本を何とか読み終えて感じるのは、人間の奥深さ。

人それぞれ、実は様々な性癖や趣味趣向を持つが、この本に登場する人物たちは、それが、所謂世間一般の常識から見ると奇異なものに思えても、自分に素直に、それを愚直に探求する。その姿は、滑稽でありつつも、なかなかに素敵なことのように思えてくるから不思議。本社は著者の人間賛歌でもある。

強烈な気持ち悪さと共に、そこに登場する人間たちの生きることへの素直な欲求の追求に、人間は面白くて、可笑しくて、素晴らしいと思える一冊でした。

しかし、気持ち悪い。。。

2012/02/01

スカトロ趣味は無いけれど、道端で粗相やゲロを見る度に誰かの性的興奮の対象になっているのだなと思う様になった。著者の探究心には脱帽。刺激が強いので起きぬけには読まないほうが良い。後半にもなると免疫力がついて、何が出てきても平気になってしまった。

2012/12/29

借本。
著者の本はこれがはじめて。
タイトル通り、グロくて面白い。
ただ、ご飯食べながら読む事は無理。絶対。

2009/10/04

ヘビメタ雑誌での初出の題名は「アナルは負けず嫌い」だったか。全編に渡ってこれでもかという変態カタログ、下品描写、吐きそうになった文章は始めてかも。