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月を吐く の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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徳川家康の正室・築山…

徳川家康の正室・築山殿。姑於大との確執は、まるで昼メロ

文庫OFF

江戸幕府をつくった家…

江戸幕府をつくった家康の正室築山の生涯です。戦国の乱世を生きる女性の心がとてもよく書かれていて、この話しの家康視点も見てみたいと思いました。

文庫OFF

2021/07/04

【2021年13冊目】 家康の奥方、瀬名を巡る、嫁姑の争いと恋愛が絡んだ歴史小説。読んだらもれなく家康が嫌いになるな…と思いながら読了。歴史的な結末を知っている人が読むと恐らくあまり面白くないんじゃないかなぁ…と思ったりしました。嫁姑の争いが主軸ではあるものの、その周りの情勢に重...

【2021年13冊目】 家康の奥方、瀬名を巡る、嫁姑の争いと恋愛が絡んだ歴史小説。読んだらもれなく家康が嫌いになるな…と思いながら読了。歴史的な結末を知っている人が読むと恐らくあまり面白くないんじゃないかなぁ…と思ったりしました。嫁姑の争いが主軸ではあるものの、その周りの情勢に重きが置かれているので、個人的にはもう少し2人の人間味溢れるやり取り(小競り合い)があったら面白かったのにと思ったり。しかし昔は、現代とは違う意味でむちゃくちゃやったんやなぁと思いますね。

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2015/12/05

徳川家康の正室である築山御前について書いた本です。 築山御前は、武田勝頼と内通し、嫡男である松平信康と共に殺害された人物として知られていて、非常に悪い人物として語られていることが多いですが、この本ではもっと悪い人物がいて、確執や派閥争いなどによって、翻弄された哀れな人物として描...

徳川家康の正室である築山御前について書いた本です。 築山御前は、武田勝頼と内通し、嫡男である松平信康と共に殺害された人物として知られていて、非常に悪い人物として語られていることが多いですが、この本ではもっと悪い人物がいて、確執や派閥争いなどによって、翻弄された哀れな人物として描かれています。 ↓ ブログも書いています。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-729d.html

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2012/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルに惹かれて思わず購入した小説。築山殿が主役です。 築山殿の本名って瀬名というのですね。綺麗な名前! 今更ながら誰に重点を置かれるかによって周囲の人物の描かれ方や印象ががらりと変わるなあと感じさせる小説でした。 私の中で築山殿というと気性の激しいひたすらおっかない女性イメージがありましたが、 この小説の築山殿も確かに気が強くて我侭なところもあり・・・でもその分はっきりした性格の、魅力的な女性に書かれていました。少々我が強いほうが可愛いよね! お万の方(結城秀康のお母さん)とも仲良いですし!(実はここに一番びっくりした)以前読んだ本に出てきた築山殿はお万を蛇蝎の如く嫌っていたのでね・・・。志木沢先生のなんて人をつかって身重のお万の方を木に吊るしてたような・・・。(ヒッ) あと氏真が可愛い。これに尽きます。なんという可愛い麻呂。築山殿への片思い、実らなくて残念だったね。(余計なお世話だよ)幼少時代の氏真と家康、築山殿が会話するシーンがあるのですが、とても和んだ。この頃は家康も築山殿と仲が良くて、平和でいいね。 今川家の武将も勉強したら面白そうですね!義元と親永(築山殿のお父さん)がじわじわと気になる。 敵側(?)の於大は清清しいほどの悪役っぷりでした。笑 いっそここまで暗躍していたら格好よいよ・・・! でも於大さんも今川家の所為で離縁されたり子供を人質にされたりなんだりしているので、仕方ないのかなと・・・。そういう事情も書いてあるのがすごく助かりました。ホント無知なもので。 武田との密通を疑われた信康を救うため、奔走する築山殿が痛々しい・・・。 最後、築山殿は生き延びて仏門に入った幼馴染(この小説のオリジナルキャラ)と待望の再開を果たす・・・という史実とは逸れた結末に至るのですが、こういう改変ならありかなあと思います。信康も信頼していた侍女(幼馴染のお姉さん)や両親、帰る家も無くなった彼女が、一番欲しかった存在を最後に得ることが出来て本当に良かった。

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2010/02/25

今川義元の姪・瀬名姫は、恋しい幼なじみを諦め、 今川家人質の松平元信と政略結婚をした。 たぐいまれな美貌と知性を備えた瀬名は、 正妻・築山殿として、家康の愛情を一身に受け、 長男・信康を産む。だが、家康をめぐって姑・於大との 壮絶な戦いが始まり・・・・・。 戦乱の世に翻弄され、姑...

今川義元の姪・瀬名姫は、恋しい幼なじみを諦め、 今川家人質の松平元信と政略結婚をした。 たぐいまれな美貌と知性を備えた瀬名は、 正妻・築山殿として、家康の愛情を一身に受け、 長男・信康を産む。だが、家康をめぐって姑・於大との 壮絶な戦いが始まり・・・・・。 戦乱の世に翻弄され、姑の戦略によって悪妻の烙印を 押された女の生涯を、新資料を、基に大胆に描いた 長編時代小説・ 2008,10,14 読了!

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2009/10/04

徳川家康の正室・築山殿。彼女の生涯を、今川・武田・織田家との関係、於大との嫁姑関係、家臣団の対立関係などが複雑に絡み合って、悲運に追い込まれていく物語に仕上げています。敗者は勝者によって汚名を着せられるのは世の常であることから、逆説的であるかもしれません。 2008.3.19読...

徳川家康の正室・築山殿。彼女の生涯を、今川・武田・織田家との関係、於大との嫁姑関係、家臣団の対立関係などが複雑に絡み合って、悲運に追い込まれていく物語に仕上げています。敗者は勝者によって汚名を着せられるのは世の常であることから、逆説的であるかもしれません。 2008.3.19読了

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2009/10/04

今川義元の姪、瀬名姫の生涯を描いた作品。 瀬名姫は後の家康の正室。しかし、その結婚生活は幸せなものではなかった。 瀬名姫は、家康の母「於大」が初めて顔を合わせたその瞬間に負けを悟ったほどの才色兼備の女性だったが、嫁姑の戦いに勝ったのは於大。 於大の巧妙な罠にかかった瀬名姫の最後は...

今川義元の姪、瀬名姫の生涯を描いた作品。 瀬名姫は後の家康の正室。しかし、その結婚生活は幸せなものではなかった。 瀬名姫は、家康の母「於大」が初めて顔を合わせたその瞬間に負けを悟ったほどの才色兼備の女性だったが、嫁姑の戦いに勝ったのは於大。 於大の巧妙な罠にかかった瀬名姫の最後は・・・ その於大が75歳の天寿をまっとうできたのは、読み手には辛い。

Posted byブクログ