最強の競馬論 の商品レビュー
調教師が教える競馬論…
調教師が教える競馬論。海外や地方の様子もわかる。
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2003年に出版された本だが、森調教師が大事にされていることの根幹というものは変わっていないように思う。馬に対して、厩舎としてできること、厩舎としてきちんと手をかけること、外厩との連携、厩舎マネジメントについての森調教師の考えを知ることができる。 一口馬主のヒントになれば、と手に...
2003年に出版された本だが、森調教師が大事にされていることの根幹というものは変わっていないように思う。馬に対して、厩舎としてできること、厩舎としてきちんと手をかけること、外厩との連携、厩舎マネジメントについての森調教師の考えを知ることができる。 一口馬主のヒントになれば、と手に取ったのだが、「走らない馬は分かる」「どの牧場で育つは非常に重要」「一歳半になると走る能力が見えてくる」といったあたりを関心を持って読んだ。
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馬だけでなく調教師も競争の中にあるのだということを書かれた本だった。競馬社会に少しでも風穴を開けたいという気持ちが見て取れた。
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JRA森調教師の競馬論を書いた本。競馬に対する考え方が存分に書かれていて、とても面白い! 儲ける事が一番。騎手や調教師は競争制にしてふるいにかけるべき。調教理論…と読みごたえ満載
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なるほどな内容なのだが、森厩舎管理馬の成績は2008年皐月賞を制したキャプテントゥーレをピークに凋落の一途。競馬の理論に絶対はないということを象徴するかのよう。
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賭ける方の話かと思ったらまさかの育てる方の話だったけどおもしろかった 育てる側の方が明らかにレートの高いギャンブルをしてる感じもするし、やはり競馬は金持ちの娯楽である
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最強の競馬論というタイトルだけど、馬券の買い方とかそういう話ではなく、調教師からの視点で馬の見方や調教師の仕事などについて書かれた本。 森秀行調教師って名前は聞いたことあったけど、エアシャカールの調教師ってこの人だったんだね。 森氏もこの本で言っていたけど、調教師ってほんと経営者...
最強の競馬論というタイトルだけど、馬券の買い方とかそういう話ではなく、調教師からの視点で馬の見方や調教師の仕事などについて書かれた本。 森秀行調教師って名前は聞いたことあったけど、エアシャカールの調教師ってこの人だったんだね。 森氏もこの本で言っていたけど、調教師ってほんと経営者のようなもので、すごいビジネス視点での考え方が必要なんだということがわかった。海外レースは行くと赤字だけど、勝てば馬の価値を上げるので、どんどん挑戦したほうがよいと言っていたが、この時代はあまり海外に行く馬も少なかったから、特に森氏のように積極的に海外に挑戦することは後の日本競馬のことを考えてもよかったと思う。もはや、現代では気軽に海外行ったりする馬も多いし、凱旋門賞で1番人気が日本馬という時代にまでなっているけど。(勝ててないけど) それにしても、トップクラスの調教師は年間めちゃくちゃ金稼いでるなぁ(笑)今で言うと、角居さんとかヤバいね。まぁとんでもなく金が渦巻いている世界だから当然なんだけども。 今まで競馬関連の本をあまり読んでいなかったけど、今回、調教師が書いた本初めて読んでおもしろかったので、今度角居さんの本を読んでみようと思った。
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少し古いけれど調教師目線の本なので、予想屋さんとは違う意味で得るところがあるかも知れないと思って読んでみた。 意外と大変な厩舎の実情。生業としてやって行くためには、勝つことよりも稼ぐことが求められる。 稼いでいれば、大きな夢も見られるし、夢を追いかけることもできる。 だから、手駒をきっちりと回してちゃんと稼いでいくことが大切。厩舎に入った時点で、馬は出来上がっているわけだ。 ビジネスだから合理的に考えよう。能力のある馬は上のクラスで、能力の無い馬は下のクラスで。それぞれの居場所を見つけて、その場所で勝たせてあげる。 う〜ん、馬たちが会社の社員のように見えてくる。 でも、会社の中心にいるのは馬。これは馬を生かすために考えられたシステムであり、意外といい会社かも知れない。 考え方が結構アグレッシブなので、多くの厩舎の実態とは言えないかも知れないけれど、調教師の考え方の一端を少しだけ理解できたかも知れない。 だからと言って、こちらの勝率がアップするわけではないのですが。
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栗東(関西)のトップ調教師である森秀行が、調教師の実態を書いた本。と言うか、競馬について思うところを書いた本。ブックオフで105円で購入。 競馬と言えば、どうしても動物が相手なので、ロマンチシズムなことが取り沙汰されることが多い。馬の気持ちがどうこうとか。 そんなロマンチシズムは一切排除して、ビジネスとして見つめた競馬の話。 いや、フツーに面白かった。勝つために、生活を守るためにどうやっていくか、どのように工夫をするか、どうやって馬主を儲けさせるのか、そこを第一に考えているのがよく分かる。馬主に対しても、馬に対しても、ビジネスライクに徹している。この姿勢に馴染めない人もいるだろうし、競馬にロマンを求める人も合わないだろうなぁ。でも、そうしていかないと、多分やってられない商売なんじゃないかな。 かなりドライに割り切ってるところが非常に面白い。僕なんかはどうしても馬に思い入れを持ってしまうし、それが競馬の良いところでもあると思うんだが、ビジネスにする以上、そうも言ってられないし、あえてそうしない、ってのも大事だよなぁ。 これが2003年の話か。今の内容でもう一回書いてくれないかな。 それにしても、サラブレッドビジネスを本業とするプロ馬主が個人馬主の約半数って、思ったより多いな。殆どが別に本業があって、趣味みたいなもんやと思ってたけど、そうじゃないんやな。
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著者である森調教師の代表産駒 レガシーワールド(1993年ジャパンカップ) フジヤマケンザン(1995年香港国際カップ) シーキングザパール(1997年NHKマイルカップ、1998年モーリス・ド・ゲスト賞) アグネスワールド(1999年アベイ・ド・ロンシャン賞、2000年ジュライ...
著者である森調教師の代表産駒 レガシーワールド(1993年ジャパンカップ) フジヤマケンザン(1995年香港国際カップ) シーキングザパール(1997年NHKマイルカップ、1998年モーリス・ド・ゲスト賞) アグネスワールド(1999年アベイ・ド・ロンシャン賞、2000年ジュライカップ) エアシャカール(2000年皐月賞、菊花賞) ノボトゥルー(2001年フェブラリーステークス) ノボジャック(2001年JBCスプリント) スターキングマン(2003年東京大賞典) キャプテントゥーレ(2008年皐月賞)
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