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トトとタロー の商品レビュー

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2016/07/14
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研修で知り、借りてよんだ。 ちいさな魚だったトトは、どんどんおおきな魚に食べられて、ついにおおきなおおきな魚になった。 人間を知り、人間になりたいと願ったトトは、元気な子どものタローに食べられて、そのまま……。 (米倉斉加年さんとかのさんは、親子だそう。) グロテスクなんだけれど、なんだかよんでしまう、そんな絵本。 内容も最初はよくわからなくて、組織の話なのかなぁなんて考えながらよむ自分が嫌だった。 あとがきをよんで、「戦争」がキーワードだったのだと知る。 吸収されて生き延びていくことから、間接的に、考える頭があるのだからしっかりするように、と言われているのかもしれないと感じた。 でも、言葉にならないもやもやが残る。 そしてそれは、もやもやのままにしておいたほうがいいものだと思う。

Posted byブクログ