宗祖ゾロアスター の商品レビュー
もともと新書版であっ…
もともと新書版であったものの復刻版。拝火教とも呼ばれるゾロアスター教の教祖ゾロアスターを紹介したもの。ゾロアスターの紹介自体、西洋におけるゾロアスター像の紹介を軸においたものになっており、内容もそこまで詳しくない。足利氏や伊藤氏らのゾロアスター研究の専門書たちからみるならば、随分...
もともと新書版であったものの復刻版。拝火教とも呼ばれるゾロアスター教の教祖ゾロアスターを紹介したもの。ゾロアスターの紹介自体、西洋におけるゾロアスター像の紹介を軸においたものになっており、内容もそこまで詳しくない。足利氏や伊藤氏らのゾロアスター研究の専門書たちからみるならば、随分と物足りない。これらの専門書と本書の中間ぐらいに位置し、なおかつ新しい研究を収めた入門書が欲しいものだ。
文庫OFF
拝火教という言葉からイメージしていたゾロアスター教は間違っていた。 一神教に初めて辿り着いたのはアブラハムかもしれないが、ゾロアスターはすでに一神教を意識していたようだ。
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これは人物史ではない。書物の中に現れた人物をいかにして発掘してきたかの人々の手つきを記した本である。 特に西洋人のそのアグレッシブさには、なかなか頭が下がる。それはゾロアスターの為に探されたのではなかった。
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ゾロアスター教に関する入門書。ゾロアスターの伝説から教義、その聖典アヴェスターの解読への道のり。後世の人がゾロアスターに対してどんな感情を持っていたかを解説する。今でも謎のヴェールに包まれているゾロアスター教を理解するための足掛けとしてとても重要な本。
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