NHK中学生・高校生の生活と意識調査 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2003年刊行。帯にあるように10代の今を最新データで読み解くというもので、統計社会学の前提となるデータ収集の書である。5年~10年のスパンで最新バージョンを出してほしいところ。本書自体は10年以上前であるので、そろそろ最新版を出してほしいなぁ、とは思う。
Posted by
2003年版。あたらしいのでは2012年版がある。 様々なデーターから読み解く中高生の姿。 間に特別対談が載っている。 学力とは? その答えがある。 今、言われている(昔から変わらない教科)学力と 現代のこどもたちが身につけている様々なスキルは、重なっていない。そこ...
2003年版。あたらしいのでは2012年版がある。 様々なデーターから読み解く中高生の姿。 間に特別対談が載っている。 学力とは? その答えがある。 今、言われている(昔から変わらない教科)学力と 現代のこどもたちが身につけている様々なスキルは、重なっていない。そこに大人たちの「培ってきたものを否定される恐れ」が見え隠れする。 データーでは、 ・学力低下 ・勉強時間の減少 ・幸せと感じている などが読み取れる。 親子共に、《学歴=良い就職=安定や幸せ》という図式はすでに持ち合わせておらず、なんのために勉強するのか?があやふやになっている。 それなのに「今、幸せだと思う」と答えるというのは、なにを意味するのか? 「無気力」という言葉が浮かぶ。あるいは、いわゆる「悟り」世代というもの。 なるほど。「ハングリー精神が感じられない」とはこういうことか。「現状で、幸せだと思うしかないじゃないか」「なにができるっていうの?」そんな声が聞こえてきそうな。 続けて、2012年版も読みたい。 職業体験がひろまった背景がここにあるのかもしれない。自分が就きたい職業があって、その現実を知ることで、今、学べばならないことに気づくなら・・・という発想だろうか。
Posted by
出版されてから直ぐに購入しました。今では古いデータとなってしまいますが、最新データとの比較や当時の教育を考える上では有用だと思います。NHK放送文化研究所世論調査部が中学生・高校生とその保護者に対して断続的に行った調査結果が1冊に収められており、その質問内容も多岐に渡っています。...
出版されてから直ぐに購入しました。今では古いデータとなってしまいますが、最新データとの比較や当時の教育を考える上では有用だと思います。NHK放送文化研究所世論調査部が中学生・高校生とその保護者に対して断続的に行った調査結果が1冊に収められており、その質問内容も多岐に渡っています。勉強・教育・親子関係などをテーマとした対談や、解りやすいコラムも盛り込まれています。
Posted by
- 1