刑事裁判を見る眼 の商品レビュー
凶悪な犯罪も増えてい…
凶悪な犯罪も増えている中、刑事事件に対する裁判の問題なども知る。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ありがちな捜査への批判の本ではある。ただこれを読むと、本当に警察官は真実を究明する気があるのか?という疑問を抱いてしまう。 裁判でも自白偏重の起訴文が作られ、それを裁判官が信用する。科学捜査もなかなか本当のことが云えないこともある。そもそも裁判官自体の有罪率が高い。名裁判官という人ほどそうだとか・・・?これでは冤罪も生まれます。 また証言や目撃情報もあまり当てにならない、ということも書かれています。 相も変わらず犯罪への過熱報道が激しいですが、最近は少しはマシになってきているとはいえ、なかなか犯罪への風当たりは冷たい。みなさんも、すこし冷静に見つめていただきたいものです。
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第1章で調査官の仕事が分かりますよ、といわれた本だったけど、弘前事件の第2章も、第3章もあとがきまでとても面白かった。事件の見方から伺われる謙虚さ、問題意識、こういう裁判官は素敵だなって思った。私も、今感じてる問題意識を意味ある形にできるように、もっと考えを深めなきゃ。
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