日記力 の商品レビュー
日記の書き方で自分の感情を極力いれない方法の紹介をされていた。 日記について非常に参考になった書籍。
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誰もが同じ情報が拾えるということは、もう、そこには、情報価値というものは存在しない 他のみんなと同じ情報に流されるのでなく、日々の生活の中で、自分の日記にしか書けないだろうというものを見つけ出す、それが人間の感性そのものということになっていく 作詞憲法15か条 ]...
誰もが同じ情報が拾えるということは、もう、そこには、情報価値というものは存在しない 他のみんなと同じ情報に流されるのでなく、日々の生活の中で、自分の日記にしか書けないだろうというものを見つけ出す、それが人間の感性そのものということになっていく 作詞憲法15か条 ①美空ひばりによって完成したと思える流行歌の本道と、違う道はないものであろうか ②日本人の情念、あるいは精神性は、「怨」と「自虐」だけなのだろうか ③そろそろ都市型の生活の中での、人間関係に目を向けてもいいのではないだろうか ④それは同時に、歌的世界と歌的人間像との決別を意味することにならないか ⑤個人と個人のじつにささやかな出来事を描きながら、同時に社会へのメッセージとすることは可能か ⑥「女」として描かれている流行歌を、「女性」に書き換えられないか ⑦電信の整備、交通機関の発達、自動車社会、住宅の洋風化、食生活の変化、生活様式の近代化と、情緒はどう関わりを持つのだろうか ⑧人間の表情、しぐさ、習癖は不変であろうか。時代によったまったくしなくなったものもあるのではないか ⑨歌手を語り部の役から、ドラマの主人公に役替えすることも必要なのではないか ⑩それは、歌手のドアップですべてが表現されるのではなく、歌手もまた大きな空間の中に入れ込む手法で、そこまでのイメージを要求していいのではないか ⑪「どうせ」と「しょせん」を排しても、歌は成立するのではないか ⑫7・5調の他にも、音的快感を感じさせる言葉数があるのではなかろうか ⑬歌にならないものは何もない。たとえば、一編の小説、一本の映画、一回の演説、一周の遊園地、これと同じボリュームを4分間に盛る事も可能ではないか ⑭時代というものは、見えるようで見えない。しかし、時代に正体していると、その時代特有のものがなんであるか、見えるのではなかろうか ⑮歌は時代とのキャッチボール。時代の飢餓感に命中することがヒットではなかろうか 日記憲法5か条 ①いい子でもなく、悪い子でもなく、冷静な観察者としての日記というものは成立しないものだろうか ②レストランのメニューから大統領の演説まで、およそ興味を覚えたものは、同格に書けないものか ③日々の不快を排除したら、それはもう日記と呼べないものであろうか ④受けるものと、発するものと、1ページの中でたたかわせられないか ⑤今日があり、世界があり、そして、自分がありという書き方ができないか 一日の中で特に気になったことのベスト5をつける 一番の関心事は人間。2003年という年の中で、日本人が何を感じているのか、あるいは何を感じなければならないのか、また何を感じちゃいけないのか、それが強く表れているものがベスト5になる 詩も、詞も、小説も、僕の書く物の特徴は、「俯瞰」です。客観的に、俯瞰で見る。 情報そのものに価値があるのではなく、情報をどう受け止めたかが重要であり、時代の風とは、ブームをとらえることではない。ブームで浮かれているその横で起こっている変化の方に目を向け、耳を傾ける必要がある。 日記は、機能と違う今日の確認。最初から人真似を承知で取り組むのだけはやめた方がいい 商売じゃないのに、毎晩遅くに短歌ひとつ書くことないんです。でもこうした工夫をすることで、生々しい感情ではなく、怒りや感動を表現できるようになったと思います 続けることがなぜ大切かというと、続けることによって違う方法論を編み出さなければ続かなくなってくるということ。また、続けることが一つの刺激にもなってくる。継続のためにおりおり新しい方法論を考える、自分を刺激するための努力をするーと、これは単に日記を書くための方法論ではなく、僕の人生論そのもののような気がします
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「二十世紀が映像の世紀であるならば、二十一世紀は映像催眠の世紀。それに対する抗体をどう体内に培養するか、降り注ぐ情報やイメージに個人が対決する世紀。日記はこうしたことを考えるためにある。」2009/1
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