改訂版・人事部 の商品レビュー
人事に関する説明と、課題点を記載した本。 総人件費=所定内賃金+基準外賃金+賞与+退職金+法定福利費+法定外福利費+教育訓練費であり、所定内賃金を100とすると、一般的に総人件費は170ほどになる。 人事はとても難しい問題で、簡単には行かない。しかし、とても複雑なシステムを作った...
人事に関する説明と、課題点を記載した本。 総人件費=所定内賃金+基準外賃金+賞与+退職金+法定福利費+法定外福利費+教育訓練費であり、所定内賃金を100とすると、一般的に総人件費は170ほどになる。 人事はとても難しい問題で、簡単には行かない。しかし、とても複雑なシステムを作った所でシステムを利用する側(使用者)が使いこなせないのであれば意義がない。その使用者を教育するための教育訓練を設けて・・・ 本書とは関係ないが、大企業病と呼ばれる、”年功序列ではない完全な能力評価を行うが、上のポストが詰まってるので与えられる職務は難度が低く評価されない環境にいるため給与が上がらない"状態は、会社としてはとても高い業務効率であると評価し、問題視はしない。(職務に対して過剰に優れた技量を持つものを職務相応の給料で労使しているわけなのだから当然。) 労働者の視点から見るととても不条理だ。このギャップをどう埋めるのか。小さな会社や中堅の会社、成長中の(スループットが増大している)会社はこのような問題は魔法の如く癒されるのだろうが。
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