死力達成 の商品レビュー

緑健児(著者)

2013/06/06

もう、自分が空手をやる上でバイブルみたいな本です。

空手の稽古に行く途中で読んで、モチベーションを高めていました。

１６５センチ、７２キロの小さい緑健児が、世界大会で優勝するまでの道のりが書かれています。

血便、血尿が出るのが日常茶飯事だったというすさまじい稽古だけども、そんな困難にも笑顔で乗り越えていく緑健児のすさまじさに見習おうと思いました。

初出場の試合の時は、この緑健児の本を読んで気力を奮い立たせていました（笑）

「負けん気だけは人一倍強いけれど、小心者だった自分も少しずつ変化していった。夢と希望が膨らみ『やればできる』『決して諦めないで、前向きに努力すれば必ず報われる』、それらの言葉を信じて頑張った。そして気がつくと、いつの間にか世界チャンピオンに上りつめていた。

それは、決して平坦な道ではなかった。多くの挫折と精進、汗や涙、笑いや怒り、そして失意があった。でも、明るさを見失わず、一歩一歩階段を登るように、すぐ目の前の小さな目標を目指して努力すれば、光は見えてくる。」

「体が小さいのは、決してハンデなんかじゃない。むしろ有利なこともある。いや、小さいほうがかえってやりがいがあるともいえる。人の二倍、三倍努力すれば絶対報われる。時には失敗もある。一度や二度の失敗に腐らず、自分の信じる道を貫いてほしい。
そうすれば、やっていてよかった、そう思える日がきっとくる。
自分が極真カラテから学んだことは、人は強くなればなるほど、人に優しく接するようになれる、ということだ」

世界大会の決勝戦・・・読んでて泣きそうになるほど感動しました。

もういちど、極真は一つになるときが来ればいいよね。

2009/10/04

もう、大感動。
空手にまったく興味なくても感動できます。
自己の内面観察の部分だけとっても、ここまでのエッセイにはなかなかお目にかかれないと思います。