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韓国における「権威主義的」体制の成立 の商品レビュー

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2013/08/30

東亜日報グループの挫折と、李承晩が何故韓国が解放後に頂点に登りつめることが出来たか、韓国独立後の政治力学を知るには外せない好著です

Posted byブクログ

2009/10/04

韓国における権威主義的な体制がどのようにして確立していったのか、実際の韓国政治史、事件を具体例として説明を加えている。 韓国で行われる「政治学」では多く、事件などの具体例よりも理論的なものを重要視するため、この本のように「歴史・事件」を追って説明するという研究は少ないように思...

韓国における権威主義的な体制がどのようにして確立していったのか、実際の韓国政治史、事件を具体例として説明を加えている。 韓国で行われる「政治学」では多く、事件などの具体例よりも理論的なものを重要視するため、この本のように「歴史・事件」を追って説明するという研究は少ないように思われる。 権威主義体制についても同じである。このテーマについて研究している人は多いが、韓国では実際の事件史から説明を加えるような論文はあまり見つからないし、この本のように50年代を中心にみたものもあまりない。 その意味で、この本は重要な意味を持っていると考えられる。特に李承晩の個人的な背景、カリスマ性から韓国の権威主義体制を説明しているのも面白い。理論に慣れてない人にも比較的とっつきやすいといえる。 難解かつ、筆者の文章のリズムがだんだんとイヤになってきたりもする・・・。 が、特に序章で展開される各国の「権威主義体制」成立への道のりを示す理論は非常に面白い。 韓国政治を勉強する際には必ず読むべき本。

Posted byブクログ