「早く早く」が子どもをダメにする の商品レビュー

多湖輝(著者)

2023/11/05

図書館にて、育児方針を固めたい…など思っていたところ、タイトルでハッとして手に取りました。
忙しい日々の中で、子どもたちへ「ほらほら！早く早く！」と声掛けすることが多く、「アッまた言っちゃった」と反省(一瞬)、というのを繰り返していた時期だったので、ギクっとしました。苦笑

その上、自分自身が小中学生の頃、頭の体操にどハマりした過去があるので、多湖輝先生が書いた本ならきっといいぞと思ったこともあり。縁ですね。(勝手に)

3〜4ページ毎、細かく見出しが分かれていて、育児中あるあるな日常の場面と、その中で母親が言いがちな言葉が書かれています。
母親はこういう気持ちで言うけど、子どもにとってはこうだよ、みたいな書かれ方なので、普段の生活や口癖を指摘されている気分になり、前半はやや凹みます。

うーんと唸ったり、うんうんと頷いたりしながら読みました。
箇条書きっぽくなりますが以下感想です。

・「ママは子どもじゃないからわからないんだよ！」と7歳の息子から言われたことがあり、その時は「何を〜！！？！」となったのを思い出したけど、この本によればまさに息子が言ったことが真意だったなと。

・「信じたいなあ」という言い回しも身につけたい。無意識のうちに省略して伝えがちだけど、しっかり自分の気持ちに向き合うことも大切。
子育ては自分育て。親子で一緒に成長していくことを楽しいと思えるような関係でいたい。

・1番響いたのは、144ページの「時には思い切って放っておくのも大切な子育て」
「早く早く」や「危ないでしょ」「食べなさい」も同じだけど、言うからやらない、みたいなところある。
あえて放置、言いたくなるけど、ぐっと我慢。
それって子を信じるってことだな。
しかし線引き難しい。
子を一人前の人間として扱えているか、「ありがとう」の声かけ、成長に「すごいなあ」と素直に言えること。

・まず、お母さんである自分がゆっくりの気持ちをもつこと。それで子は安心するということ。ぜひ、「ヒマだなあ」が口ぐせのお母さんになりたい所存。
自分の忙しさを子どもに押しつけないこと！！

2011/06/01

子どもには子どものリズムがある。
その子どものリズムに合わせて、「ゆっくり」を楽しみましょう、と著者は言います。

2009/10/04

忙しいという前に「なあに」という。　
うそをつこうがつかまいがやることはやると教える。　
身につまされます。　
早く早くはいわないようにしていたのですが・・・

2009/10/04

タイトルからして、私には痛い〜^^;特に幼稚園が始まってから『早く！』の回数やイライラも増えてしまって＞＜具体例も多く分かりやすい内容です。『忙しい〜』『時間がない』と連呼している人にこそオススメです。