バルテュスとの対話 の商品レビュー
好きな画家と語りあうことなど一生ないだろう(そもそも、聞きたいことが何一つない)と思う。わたしの中では大して売れそうもない、しかし好きな人はものすごく好きであろうという絵なのだけれど意外と活躍して、評価されていたのだなあということが人となりの華やかさとか話の中から見て取れたことは...
好きな画家と語りあうことなど一生ないだろう(そもそも、聞きたいことが何一つない)と思う。わたしの中では大して売れそうもない、しかし好きな人はものすごく好きであろうという絵なのだけれど意外と活躍して、評価されていたのだなあということが人となりの華やかさとか話の中から見て取れたことは新しい発見で、驚くことだった。画家の歴史を知るということについても。年表自体はあまり面白くないかもしれないけど、話すと時代についての印象とかでてきて面白いな、と感じたところがあった。フランスが好き、とか。 あまり自分の触れ合わなかった人について、単に自分の目線から見た印象というだけ、というところで話していたのが好感が持てた。ピカビアとかピカソとかデュシャンとか出てくる人の豪華さからつくづく、華やかな時代に活躍した人だったのだなあと思うが、世に出る前からリルケと知り合いとか、そういう人脈って、luckな感じで訪れるの?そこがそもそも有名人関係で非常に、非常に興味深いところ。
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