眠られぬ夜のために(第2部) の商品レビュー
岩波文庫青 ヒルティ 「眠られぬ夜のために」第二部。第一部は聖書の註解であり、第二部は著者の思想の総括。 第二部の方が役に立つが、著者の信仰の強さにより、キリスト教以外の宗教や哲学への批判など二項対立的な発言が目立ち、宗教の危うさも感じる。著者が言うほど宗教と哲学に差がある...
岩波文庫青 ヒルティ 「眠られぬ夜のために」第二部。第一部は聖書の註解であり、第二部は著者の思想の総括。 第二部の方が役に立つが、著者の信仰の強さにより、キリスト教以外の宗教や哲学への批判など二項対立的な発言が目立ち、宗教の危うさも感じる。著者が言うほど宗教と哲学に差があるとは思えないが。 著者の思想の総括 *愛の精神こそキリスト教の精神 *神に導かれての死ぬまで 生き続る死生観 *人を裁かず共に生きようとする交際の在り方 愛の精神こそキリスト教の精神 *愛はすべてにうち勝つ *愛とは 善、信仰、友愛、誠実、神の霊 *愛は 永遠の実在と生命の一部分であり〜老朽することがない *人々を愛することができなければ、彼らを恐れざるえない あなたは〜愛の種を蒔かなければならない〜あなたは神の助手であり、神の協力者である 死について *考えても有益な結果は生じない〜考えない方がいい *むしろ 生に執着せず、人生の任務のために神の御心にかなう限り、生き続けよう *そのあとは、新しい青春を待ち望むことにしよう 交際の仕方 *よろこんで重荷を負うこと。これが最大の生活術である *ささやかな贈物により相手の好意を得ることができる *相手を感嘆させるのでなく、相手の心に平和の印象を残す *自分自身のことは全く語らないのがよろしい *人々を裁かないで、ともに生きようと試みること
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当然であるが、聖書の話が度々出てきたので、聖書学習の復習にもなった。 もちろん本来の目的である自らの生を見直すことも行った。
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