ブッダの真理のことば・感興のことば の商品レビュー
漢訳では『法句経』、『出曜経』などと訳されている経典だそうである。基本的にはガウダマの短い言葉を集めたもので韻文らしい。成立時期は解説にも書いていないが、ガウダマ没後、経典化がされていたころのものだが、ガウダマの素朴な言葉が集められている。とはいえ、輪廻や執着からの解脱、縁起、八...
漢訳では『法句経』、『出曜経』などと訳されている経典だそうである。基本的にはガウダマの短い言葉を集めたもので韻文らしい。成立時期は解説にも書いていないが、ガウダマ没後、経典化がされていたころのものだが、ガウダマの素朴な言葉が集められている。とはいえ、輪廻や執着からの解脱、縁起、八正道、空、出家、慈悲など仏教の基本的な観点はみられる。身体観も「病の巣」とか、形成された身体としており、後と同じである。しかし、「沈黙せる者も非難され、多く語る者も非難され、すこしく語る者も非難される。世に批判されない者はいない」「ただ誹られるだけの人、またはだた褒められるだけの人は、過去にもいなかったし、未来にもいないであろう、また現在にもいない」など、人間に対する素朴で深い認識もある。
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名言が多い。 仏教関係の本は宗教というくくりで見るより「心の法則が書かれている本」として見た方がいいように思う。 文章を追加中。 http://www.geocities.jp/toku2501/buddha.html
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ブッダの仏教にの考えがわかりやすかったです。ブッダの考えが感情的ではなく、非常に論理的な部分に感銘を受けました。「真理のことば」は何回か読み返していきたいと思います。
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はじめて理解できる形で触れた、ブッダの生の言葉。 「良い心構え・姿勢で行動すれば、良い結果が得られる」という極めて動機論的な教えで、すんなりと理解できました。子供の頃から受けてきた教育そのものです。 全ての事物への執着を捨てよ、という救済としての教えにはあまり同意できませんが...
はじめて理解できる形で触れた、ブッダの生の言葉。 「良い心構え・姿勢で行動すれば、良い結果が得られる」という極めて動機論的な教えで、すんなりと理解できました。子供の頃から受けてきた教育そのものです。 全ての事物への執着を捨てよ、という救済としての教えにはあまり同意できませんが、自分にとっては、努力の道・克己の道(儒教的ですが)を説いた教えとして訴えかけてきました。 きっと、読むたびに、新たな発見がある。自分を内省するよう求められる。「論語」と並んで、最高にして必要十分な自己啓発書だと思います。
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原始仏教の教えがまとまっている詩集。 本書はパーリ語とサンスクリット語の同じ経典を セットにした内容らしいので、内容は被っているが、 後の時代に書かれたからか、感興のことばの方が 分かりやすくまとまっているように思う。 この世界は基本的に、 諸行無常で一切皆苦で諸法非我であり...
原始仏教の教えがまとまっている詩集。 本書はパーリ語とサンスクリット語の同じ経典を セットにした内容らしいので、内容は被っているが、 後の時代に書かれたからか、感興のことばの方が 分かりやすくまとまっているように思う。 この世界は基本的に、 諸行無常で一切皆苦で諸法非我であり、 苦しみから逃れるには執着や欲望を 捨てて善を為す事を繰り返し説いている。 何でもかんでも救ってくださる 優しい仏様だと思って近づくと、 私のような欲望にまみれた凡夫にとっては、 ブッダの説くところはなかなか厳しい。
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110924withTextブッダETV 央阿2001,央1984
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
その「道の人」を対象とした教えのようなので、 一般社会、現代社会にそのまま適用することはできないが、とても身になる教えである。 ただ、社会のためよりは、己のため、悟りのためといった利己的なイメージを受ける。
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やる夫シリーズのhttp://snudge.blog38.fc2.com/blog-entry-1005.htmlで紹介されていたので。仏教関係の本はあまり読んだことがない。道元の言葉とか、持っている本はあるのだが。ただ、論語・聖書と同じ書式なので読みやすそうかなあ。
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《感想:「真理のことば」部分のみ》 結構説教くさいところがあり、読んでて退屈だったりもした。ただ現代の人生訓やら自己啓発書やらに書かれていることがさらっと書かれていたりして、なかなか含蓄はあった。 ざっくり言うとニルヴァーナ(安らぎ)に至ることを最終目的として、どうすればそれを...
《感想:「真理のことば」部分のみ》 結構説教くさいところがあり、読んでて退屈だったりもした。ただ現代の人生訓やら自己啓発書やらに書かれていることがさらっと書かれていたりして、なかなか含蓄はあった。 ざっくり言うとニルヴァーナ(安らぎ)に至ることを最終目的として、どうすればそれを達成できるかを説いている。 注釈が何というか学術的であり、原書(パーリ語?)を読むためのtipsが多く語られている。そればブッダの言葉の内容に興味があるであろう一般の人々にとってはあまり意味がないように思われる。アルボムッレ・スマナサーラ氏の本の方が良かったかもしれない。 正直、後半の「感興のことば」は読む気がしないので、積読に。
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私は嫌なことがあって、友達に愚痴ってもなお、気が晴れないときに、ぐっとこらえてこの本を読みます。やり場のない怒りも、お釈迦様にかかればポジティブに受け取れる。
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