新版 図解 生命保険のカラクリがわかる本 の商品レビュー
生命保険の加入の仕方はFPによって提案が分かれる。 医療保険、がん保険、学資保険、介護保険などいわゆる第3分野の保険に関しては、貯蓄でまかなったほうがベターとするFPと分かれると思う。 この本では、どの保険に対しても「向いていると思う人」「こんな人には向いていません」と分けて書か...
生命保険の加入の仕方はFPによって提案が分かれる。 医療保険、がん保険、学資保険、介護保険などいわゆる第3分野の保険に関しては、貯蓄でまかなったほうがベターとするFPと分かれると思う。 この本では、どの保険に対しても「向いていると思う人」「こんな人には向いていません」と分けて書かれている点がよいと思う。 たとえば「こども保険」は払込掛金を下回る保障がほとんどであるが、これを「貯蓄でまかなえばよい」と切り捨てるのではなく、「毎月保険料が自動引き落としされて安心な人」「子供誕生に伴い父親の死亡保障を増やすのではなくこども保険で補いたい人」などは向いており、反面、「利回り追求派」「父親の保険の死亡保障が十分な人」は向いていないとしている。 著者もいうように保険の意義とは、「人生がすべて予定どおりに運べば、貯蓄のほうが絶対に得。しかし万が一のとき貯蓄だけでは対応できない。保険は万が一に備えるための道具であり、必要経費である。」という言葉に要約されていると思う。 つまり万が一のときに必要となるお金は何かぐらいは自身で考えておく必要があり、そのための必要経費を年収の5%程度でどのように組み合わせていくかをFPに相談したほうがよいと思う。FPも様々な考え方があり、自身の考えなしではFPの考え方に基づいたプランとなるからだ。 ただし、結婚やマイホーム獲得などで必要経費は変わるので、その都度保険改造をするうえで、著書の事例などは参考になると思う。 字が比較的多い本なので、1冊目ではなく、2冊目、3冊目くらいに読むのに適した本だと思う。
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生命保険に加入しようと思っている人は、せめてこの位の知識は最低限もっておかなくちゃいけません。生命保険の仕組みがよくわかります。
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