認知心理学 の商品レビュー
認知心理学というのはこういう学問なのだな、こういう心理学も存在するのだな。というのが、第一の感想。僕の場合は、心理学というと精神分析やトラウマのような深層心理をイメージしてしまう。この本では認知心理学を、認識と知識の実験心理学という紹介している。具体的には、目の錯覚や物事の考え...
認知心理学というのはこういう学問なのだな、こういう心理学も存在するのだな。というのが、第一の感想。僕の場合は、心理学というと精神分析やトラウマのような深層心理をイメージしてしまう。この本では認知心理学を、認識と知識の実験心理学という紹介している。具体的には、目の錯覚や物事の考え方などがそれにあたり、この本ではそれらを実験を通して明らかにしていこうという取り組みが紹介、解説されている。 認知心理学の成り立ちの解説で、認知心理学がコンピュータ工学(認知情報工学)と深い関係を持っている事を知った。実験心理学というアプローチが、人間の認識をコンピュータの様なモデルと仮定し、それを証明するための実験方法を考え、その実験を行い、そのモデルが正しいか否かを判断するという手順をとっている。そのような事からすると、コンピュータ工学と深い繋がりがあることはある意味当たり前なのかもしれない。また、僕の様なシステムエンジニアの立場からは、認知心理学の成果をコンピュータ工学に応用し、人にやさしいコンピュータを開発する事に役立てるという意味でも有意義な学問だなと考えた。 改めて世の中には色々な分野の学問があるなと思った。どのような学問も、やはり意味のあるもので、その意味はある程度学んでみなければ分からない。しかし、時間には限りがある。この認知心理学のように、今までに自分が学んだことが無い学問に出会うたび、もっとたくさんの時間が欲しいなと感じる。
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認知心理学の入門書。教科書的な位置づけで、基礎的なことを一通り網羅している。ただし、内容が広いためか、キーワードが多数出てくるものの、頭にはやや入りづらいかも。
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[ 内容 ] 私たちの身近にある、認識と知識にまつわる心の不思議。 認知心理学は科学的、実証的にその不思議に迫ります。 認知心理学の生き生きとした知的興奮の世界へと、読者をいざなう意欲的な入門テキスト。 [ 目次 ] 第1章 認知心理学誕生と変貌 第2章 知覚の基礎―環境とのフ...
[ 内容 ] 私たちの身近にある、認識と知識にまつわる心の不思議。 認知心理学は科学的、実証的にその不思議に迫ります。 認知心理学の生き生きとした知的興奮の世界へと、読者をいざなう意欲的な入門テキスト。 [ 目次 ] 第1章 認知心理学誕生と変貌 第2章 知覚の基礎―環境とのファーストコンタクト 第3章 高次の知覚と注意 第4章 表象―こころの中身、その形式 第5章 記憶―自己を支えるデータベース 第6章 言語―心とことば 第7章 問題解決と推論 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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認知心理学とは何か。知覚世界、観察者と環境の関係、構造化される世界、記憶、言語体系と心。人間がいかにして世界を認識し、世界についての知識を獲得できるのか。コンピュータとヒトの違い、情報理論。
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認知心理学の入門として手にした書。 勉強するための本であり、教科書である。 私は面白おかしく読めたが、心理学の学術的な部分に興味のない人間は大して面白くもおかしくもないだろう。
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