二度のお別れ の商品レビュー
たしかに、2度のお別れだった。 その後、どうなったんだろう・・・と想像してしまう。 (2度目のお別れのあと) 大阪弁のやりとりが、よんでて、すーーとはいってくる。
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大阪府警捜査一課のシリーズ。 まずは第一弾。 黒マメコンビ、 大阪弁の掛け合いも軽妙で面白かった。 最終章は事件の種明かしになるのだが、 あと味苦いものとなってしまい、少し残念。
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なるほど・・・のタイトル。 このエピローグは想像できない、全く思いつかないモノだった。 書き手のアイデアと、読者の想像力のせめぎ合い? なんだか違った形での読書の面白さを感じた作品。
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黒マメコンビシリーズの第1弾。 銀行強盗が人質をつれて逃げ、身代金をまんまとせしめる。しかし、本当の犯人は? 最後の犯人の告白による真実は、思ってもいない大どんでん返しでした。
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タイトルから、シリアスものと思っていたが、読んでみると違い、会話がとても軽くて面白い。エンディングがよかった。
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創元推理文庫から出版された作品。 古本屋でタイトルだけに惹かれて買ったので、読み始めてからこれが1980年代の作品であることと、推理小説というよりも犯人と警察との攻防を描いている、推理小説というよりも警察小説というジャンル(そういうジャンルがあれば、という前提で)なんだと気付きました。 謎解きをするというよりは、知能犯である犯人に警察が翻弄されまくる、という感じの作品。トリックの明かされ方も含めて、全面的に「警察の負け」という感が出ているので、読了してもスッキリ感は得られなかった。 スッキリ感が得られないもう一つの理由として、個人的には「主人公たちの上司に愛されるべきポイントが無い」というところを挙げたい。あとがきには「主人公たる刑事コンビに華がない」という批評がなされたとの作者のコメントがあるが、それよりもむしろ、彼らを取り巻く環境に美しさと希望が無い、というところが、イマイチ楽しめなかった理由じゃないかと思う。 ホームズにはレストレード警部、ポアロにはジャップ警部と、有名な海外の推理小説には必ず、愛されるべき警察に勤める人々が登場する訳ですが、時代や国の違いはあるものの、彼らは主役たる私立探偵たちと協力し、分からない時には素直に教えを請い、読者と一緒になって謎解きに驚きつつ、最後には警察の威信とプライドを持って犯人逮捕に当たる「準主役」として生き生きと描かれています。 そんな、推理小説における警察像を固定観念として良くも悪くも植え付けられてしまっている身としては、この小説に出てくるような「管理職で、保身しか考えない、嫌われる上司としての要素をほとんど持ち合わせている」刑事像は醜く、楽しく読み進めるのを妨げる存在になっています。 まぁ実際問題、そういう上司が大半を占めるというのが現実なんでしょうけど、何も小説の世界にまで、そんな汚いリアルを追及してほしくない、というのが、自分なりの考え方です。 細かいトリックをここで書く訳にもいかないけど、国内外の推理小説の主だったところをだいたい読んでる人なら、中盤で「恐らくこういうことだろう」ぐらいの推測はつくと思います。ただ、作者は日本のミステリー小説家としては一定のポジションを築いた方でもあるので、そういう方のデビュー作を味わう、という趣向で手を出すのはアリだと思います。
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銀行強盗に来た男が銀行の客を誘拐・逃亡し身代金を要求する。 誘拐されたのは倒産寸前の鉄工所経営者。 「黒マメコンビシリーズ」の第一弾。 事件は解決せずに3年後に犯人から告白されるが、なんとなくすっきりしない終わり方だった。 シリーズの続きがどうなるのかが楽しみ。 『サントリ...
銀行強盗に来た男が銀行の客を誘拐・逃亡し身代金を要求する。 誘拐されたのは倒産寸前の鉄工所経営者。 「黒マメコンビシリーズ」の第一弾。 事件は解決せずに3年後に犯人から告白されるが、なんとなくすっきりしない終わり方だった。 シリーズの続きがどうなるのかが楽しみ。 『サントリーミステリー大賞』第1回(1983年)佳作賞
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黒マメコンビシリーズの第1弾で、黒川博行さんのデビュー作(1984年)。銀行強盗が人質を連れて逃げ、身代金を要求。その犯人を追う警察のお話。 第3弾から先に読みはじめてしまったからなのか、黒マメコンビのテンポが、まだ確立されていなくて、すこし肩すかしを喰った感じ。新しいミステリ...
黒マメコンビシリーズの第1弾で、黒川博行さんのデビュー作(1984年)。銀行強盗が人質を連れて逃げ、身代金を要求。その犯人を追う警察のお話。 第3弾から先に読みはじめてしまったからなのか、黒マメコンビのテンポが、まだ確立されていなくて、すこし肩すかしを喰った感じ。新しいミステリーをいろいろ読んでしまった後だったからなのかもしれないけれど、途中から筋書きが読めてしまったのも残念。そして、2003年の文庫の解説でも書かれていたけれど、結末がちょっと不満。 とはいえ、大阪弁での刑事物。テンポよく読み進むことができて、悪くなかった。黒マメコンビシリーズ、第3弾→第1弾と読んだから、次は第2弾を読まなくちゃ。
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大阪府警、黒マメコンビ第一作。作者の処女作。 前半でトリックが読めたが25年前の作品だと思うと斬新なのかも。 黒マメコンビ含め、登場人物に魅力が薄い。 それに大阪府警のまさかのアホっぷりににイライラする。
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銀行強盗が客の一人を人質にして逃走、そして身代金の要求。 この事件を大阪府警捜査一課の黒マメコンビが解決に奔走するが・・・ 黒マメコンビにとどまらず、大阪弁の会話が心地よい。 (関西人以外は読みにくい?) 最後はちょっとガッカリする終わり方で不満が残りますが、楽しく読めました。
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