ケータイを持ったサル の商品レビュー
大学のレポートのために読んだが、これはひどい。 論拠は粗雑だし、完全に筆者のなかで「若者=サル」の図式が完成していて、それを主張したいがためにこの本を書いた、という感じ。飛躍が多すぎる。 そもそもルーズソックスってそれだけの理由ではなく、「流行り」だから履いている高校生も多か...
大学のレポートのために読んだが、これはひどい。 論拠は粗雑だし、完全に筆者のなかで「若者=サル」の図式が完成していて、それを主張したいがためにこの本を書いた、という感じ。飛躍が多すぎる。 そもそもルーズソックスってそれだけの理由ではなく、「流行り」だから履いている高校生も多かったのでは…?
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この筆者は若者と女性に何か恨みでもあるんだろうか……? 電車の中、携帯で大きな声で電話してるのは若者に限ったことじゃないし。 問題定義だけで解決策がなかった。 じゃあどうしろっていうねん! とつっこみたかった
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人間のコミュニケーションが猿っぽく(単純かつ内向き)なってる、その原因として、専業主婦うんぬんって話があって、まあその主張自体は同意できないものでもない。 とりあえず、自分は猿っぽくなりたくないな、というのが率直な感想ですね。 ケータイメール以上に簡単なコミュニケーション手段が増...
人間のコミュニケーションが猿っぽく(単純かつ内向き)なってる、その原因として、専業主婦うんぬんって話があって、まあその主張自体は同意できないものでもない。 とりあえず、自分は猿っぽくなりたくないな、というのが率直な感想ですね。 ケータイメール以上に簡単なコミュニケーション手段が増えているので、それらにとらわれないように気を付けないと。
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なるほどな、と思いました。今まで自分の中で感じていたことに上手い説明を加えてくれた感じですね。 「自立できていない親が増えている」からモンスターペアレンツが増えている、ということなんでしょうね。
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以前読んでたなぁ(^^; 面白そう!と、借りちゃって再読。 コミュニケーション力が退化してサル並になっている…と。 ごもっとも!!と、思う反面、月9の最終回で、 「ベルは、なんで電話を作ったんだ?真相は解らないけれど、遠くに居る恋人の声が聞きたかった。心配性の母を安心させたかっ...
以前読んでたなぁ(^^; 面白そう!と、借りちゃって再読。 コミュニケーション力が退化してサル並になっている…と。 ごもっとも!!と、思う反面、月9の最終回で、 「ベルは、なんで電話を作ったんだ?真相は解らないけれど、遠くに居る恋人の声が聞きたかった。心配性の母を安心させたかった。そんな事だ。」 「ITの中心には、いつも人が居るんだ。」 って発言が脳内リピート。 「どんなに離れてても、いつでも隣に居る」みたいにする技術。 とっても素敵な事なんだと思う。 それを、ある程度のレベルに達していないウチから常用する事に問題がある。 ケータイを持たせたら、節度なく使うだろう…人は、普及しだした時に臭いで解った。 なにが足りていないのか…。 そこが問題だ。
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IT化(ケータイ)が人を猿化させているという論旨。 ここでいう猿とは、村上春樹の「カフカ」ででてくる、”うつろな人”のような人間と近いような気がする。 p179 日本では、私たちひとりひとりの自己意識は、依然として他者との関係中で形成される部分がかなり存在していた。 近代主義...
IT化(ケータイ)が人を猿化させているという論旨。 ここでいう猿とは、村上春樹の「カフカ」ででてくる、”うつろな人”のような人間と近いような気がする。 p179 日本では、私たちひとりひとりの自己意識は、依然として他者との関係中で形成される部分がかなり存在していた。 近代主義的個人のような、外界との対立をはらんでいなかった。 ところがIT革命によって、その関係枠が途方もなく拡大し、かつ輪郭があいまいになる。 結果として、「私」というもの自体が、捕らえどころのないものに変質してしまった。 ・・・ 世間の評判やレッテルに気を配らないはならなくなる。 ↑ この傾向が、日本や韓国では特に強い。 例:ルイビトンなどのブランドを買う。 その理由が他者に認めてもらうため。 ・・・ ひとりひとりが誰であるかがはっきりしないのだから、個人をベースとした社会的交渉は成り立たなくなる。 ・・・ 要するに、人間は言語遺伝子が進化した10万年あまり前の姿へ戻ってしまったことになる。 ***本題とは関係ないことメモ*** p87 美しさの生物学的基礎 生物の美しさは、左右対称(の顔)に重点が置かれる。 左右対称が好まれるのは、生まれたままの状態に近いことが望ましいから。 人間も、生まれたときは左右対称の顔をしている。 成長していく仮定で、外圧によってアシンメトリーになっていく。 女性の乳房・鹿の角・鳥の羽模様もそのようにして好まれる。 p143 集団内のメンバーが直接的な個人のつながりを保てる臨界値は150人。 これは、軍隊の個別の活動単位の最小値である中隊と同じ人数。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久々に再読。 捕食されるリスクを回避するために 協力や交渉を避けるニホンザルと ニホンジンの社会性との相関を指摘した 第4章がとくに興味深い。 社会性をもつことで傷つくことを恐れている(成熟した大人になるリスクの回避)場合に、必要なものはなんだろう? << 4章概要 >> サルは危険が迫っても声をあげて仲間に知らせない。それは、自分も捕食者になる可能性が高くなるからである。ヒトはサルとは違って「情けは人のためならず」の交渉能力をもつはずで、それに基づけば「あっちはあぶないよ」と【知らない人】にも知らせてあげることが可能であるにも関わらず、それを駆使せずサル同様「見て見ぬふり」の行動パターンにはまりがちではないか?というもの。 意欲的に交渉をしても相手がそれに答えてくれなかったり、裏切られたりする恐れに耐性がないとヒトは社会性を発揮しなくなる。これは教育に起因すると筆者は結論付けている。 このようにしてサル化したヒトが子どもを育てるとどんどんサルが量産されていくぞという警鐘と、そもそも育児のリスクをも回避して少子化が益々すすむぞという警鐘。
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若者が公共の場でルーズに過ごすこと、引きこもること、その現象をどっちも「家のなか主義」という考えで説明したところはすごくおもしろかった。でも後半はだらだらしてて微妙でした。あと、現代の若者に対してものすごく批判的なので、読んでてあまり気分はよくないです(笑)
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おもしろい考察だった。ただ、少し弱いなと感じたのは自然科学者らしく実験、調査のデータをもって自論の援用を行なうのだが、どこか我田引水な印象に思えてしまう点である。霊長類の違いによる社会形成の差
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今となってはmixi中毒になったサルとかでも良さそうです。 個人主義的思想が薄い日本ではきっとこうなる傾向が強いんでしょうね。
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