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春風ぞ吹く の商品レビュー

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22件のお客様レビュー

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この本は主人公の五郎…

この本は主人公の五郎太が、代書屋を手伝いながら学問吟味という試験を目指して頑張るお話。彼女の本は脇役も個性的で面白い。恋も笑いも涙もありで超お奨め。人は一人じゃないんだなぁと実感させられます。

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五郎太の不器用さ・純…

五郎太の不器用さ・純朴さがいい。茶屋の主の伝助が五郎太を呼ぶときの「ごろちゃん」という響きがなんとも好きです。自分の結婚式でワンワン泣いてしまう五郎太も好感度バツグンです。

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2023/08/22

春風ぞ吹く…まさに読み終わった時の感想はこの一言に尽きる。 なんて素敵な物語だろう! 宇江佐真理さんの作品を読み続けていると、こうして完結している作品の収まりの良さのようなものに、しみじみと喜びを感じます。 宇江佐真理さんがもしもこの先を描き続けることができたなら、どんな風...

春風ぞ吹く…まさに読み終わった時の感想はこの一言に尽きる。 なんて素敵な物語だろう! 宇江佐真理さんの作品を読み続けていると、こうして完結している作品の収まりの良さのようなものに、しみじみと喜びを感じます。 宇江佐真理さんがもしもこの先を描き続けることができたなら、どんな風景を見せてもらえたのだろう?と、残念な気持ちになる作品もあるのですが、それはもう、読んでいる自分が心に思い描くよりほかないのです。宇江佐真理さんがもしも今も書き続けていられたなら、それがどんな結末であったとしてもきっと僕が思い描くような結末でなかったとしても、しみじみと心に沁みる結末なのだろうと思います。 この作品を読んで、この収まりの滑らかさはきっとどの作品にも存在したのだろうと思わされました。 何度も繰り返し読み返したい作品、それが宇江佐真理さんの紡いできた世界なんだと改めて思わされました。 素晴らしい作品です。

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2022/07/27

「無事、これ名馬」を先に読んでしまってから知った本作だったけれど、かぶるものが無くて何よりでした。 宇江佐さん得意の市井もの、ハッピーエンドは何よりでした。 「無事、これ名馬」で主人公の太郎左衛門を詰る母親が、本当に本作の紀乃なのかと思わず読み返してみた。

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2021/09/03

各エピソードに必ずほろりとさせられる情景やセリフがあるところが心地よい。(HPの日記より) ※2006購入  2006.11.2読書開始  2006.11.11読了  2009.4.30売却済み

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2018/11/14

先祖の不始末から長く小普請組の役なしに甘んじている村椿家。村椿五郎太は昔から隣に住む同じ小普請組の俵家の紀乃を好きだった。だが、その兄が役付きになってから、五郎太の母里江と俵平大夫は以前から仲が悪い。平大夫が息子が役付きになったものだから威張って息子自慢を声高にするからだった。 ...

先祖の不始末から長く小普請組の役なしに甘んじている村椿家。村椿五郎太は昔から隣に住む同じ小普請組の俵家の紀乃を好きだった。だが、その兄が役付きになってから、五郎太の母里江と俵平大夫は以前から仲が悪い。平大夫が息子が役付きになったものだから威張って息子自慢を声高にするからだった。 紀乃に縁談がくる。五郎太はそこから学問吟味に合格するのが最大の目標となる。。。。。 当時の学業選抜制度や無役と役付きの違いなども詳しく事情がわかる。 宇江佐さんの優しい文章はいつ読んでも、心ほぐれる。

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2017/10/30

青春小説でしょうね。どこか間抜けな、でも人の良い五郎太と紀乃の恋愛物語です。 なんだかフワフワして、徹底的に軽い。そのせいで後には残るものは無いけれど、楽しく読める娯楽小説と言うところでしょう。

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2016/02/13

時代小説なのに、剣豪が主人公で無く、この本は代書屋が主人公である所が面白い。 村椿五郎太のご先祖は、農民であったが、徳川家康の家臣に使え主の姓名の村椿を承るが、数代前の先祖が、料理屋に刀を忘れると言う失態から、小普請組に落とされてしまった。 それが、ズ―っと尾を引いて、いつまで...

時代小説なのに、剣豪が主人公で無く、この本は代書屋が主人公である所が面白い。 村椿五郎太のご先祖は、農民であったが、徳川家康の家臣に使え主の姓名の村椿を承るが、数代前の先祖が、料理屋に刀を忘れると言う失態から、小普請組に落とされてしまった。 それが、ズ―っと尾を引いて、いつまでも小普請組で、幼馴染の紀乃とも結婚が出来ないのである。 小普請組は、職禄が、つかないので、生活は苦しい。 武士の内職として、代書屋をするのだが、、、学問の吟味に合格の暁には、、、結婚出来るのを夢見ながら、勉学に励む。 恐れ入谷の鬼子母神で、おなじみの大田南畝(蜀山人)も出てきて、この当時の、不穏な政治の在り方も、少し記載されている。 勉学が出来、秀才であろうが、武士の世界も大変なようであったのが、小説の中で触れている。 蜀山人の本も、読んでみたいと、思った。 又、五郎太が、男であり、武士なのに、涙を見せるのは、、、少し意外だったが、喜怒哀楽が、表現出来て面白かった。 汚名返上で、見事、結婚出来た事に、ホッとした。 努力が実るって、素晴らしい。 我が胸にも、春風が吹いた気になった。 宇江佐真理氏のこの本の題名に、「春風ぞ、、」の「ぞ」にこだわりが、あり、「春風は、、」でも無く「春風は、、」でも無いとのこだわりは、本の最後に書かれているので、、、読んだ人は、、、「ぞ」と、した所を、考えて欲しい。

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2014/10/03

【本の内容】 村椿五郎太、25歳。 先祖の不始末といまいち野心に欠ける遺伝子が災いして、うだつのあがらぬ小普請の身。 目下の目標は、学問吟味に合格して御番入りを果たすこと、なのだが、文茶屋での代書屋の内職も忙しい。 そんなのんびり男を焦らせたのは、幼なじみの紀乃。 学なら...

【本の内容】 村椿五郎太、25歳。 先祖の不始末といまいち野心に欠ける遺伝子が災いして、うだつのあがらぬ小普請の身。 目下の目標は、学問吟味に合格して御番入りを果たすこと、なのだが、文茶屋での代書屋の内職も忙しい。 そんなのんびり男を焦らせたのは、幼なじみの紀乃。 学ならずんば、恋もままならず―。 どうする、五郎太! 代書屋に持ち込まれる騒動、そして一進一退の恋と学業の行方や如何に。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2013/05/22

さすが宇江佐さん。安定してとても楽しく読めた。 五郎太がとても人が良く、周りの人も人がいい。伝助、彦六さんがよかった。 五郎太のような真っ直ぐで素直な思いやりのある武士は素敵だ。

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