チョコレート色のほおずき の商品レビュー
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とあるご縁で以前勧められていた作家さん、ようやく初読。…んー、チョコレート色のほおずきとは、子宮内膜症のなかの卵巣嚢種のことですか。女性ならではの子宮の病気を患ったとき、思いがけず彼氏と別れが訪れたとき、就職したものの理想と現実が違ったとき、、そういう身近な隣の不幸、とはいいたくないな、隣のデキゴトが書かれている本というかんじ。屠殺場のとこだけは、読み応えがあったけど。。。かといって工場長がいうようにこどもたちの見学コースになってほしいとかは違うと思うし。なにかが学べる場所であるのは確かだろうけど、畜産農家がそれを望んでいるとは思えない。ともかくなあ、私が読書に求めているものは、違う世界に連れて行ってくれること、だと最近とくに思うんで、こういう、ドキュメンタリーに近い小説はちと苦手かも。たとえ現実でなく空想の話だとしても、「自分だったら」という思いが身を削るというか。おとなりの噂話とか好きな人にはいいかも… 女性は大変なんだよう、強く生きようよ、、とそこまでのメッセージは届かず、大変だったデキゴトのレポートに終始しているかんじ。2作目はもっとリアルドロドロらしいんで、まあ、ご縁があれば、また読むかも。
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