いつの日か還る の商品レビュー

中村彰彦(著者)

珍しい、島田魁を主人…

[文庫ＯＦＦ]

珍しい、島田魁を主人公にした歴史小説。読み応えがあります。

島田魁を主人公にした…

[文庫ＯＦＦ]

島田魁を主人公にした貴重な小説。永倉の出番も多いです。新選組を美化せず、客観的に描いているところが良いですね。中村作品らしく、幸福そうな夫婦の描写が出てきます。

2012/01/09

珍しい島田魁が主役の小説だった。とても長くて堅い文章だったけど以外に読みやすかった。近藤さんとは仲良くなく、永倉さんとは親友。ちょっと斉藤も出ていた感じかな？土方さんとの絡みがもうちょっと欲しかった。いろいろな史実エピソードが好きなので

2010/09/19

あ〜期待はずれでした。

島田魁を主人公とした話。
監察として活躍、函館まで行ったこと、晩年は西本願寺の夜間警備員、土方歳三の戒名を書いた布を常に懐に携えていた、などから忠誠心の厚い、一徹な人の物語を想像してたんですが・・・
「いつの日か還る」というタイトルも期待していた意味と違っていた。

主義主張の少ない人を主人公にするというのは難しいものですね。

2009/10/04

純朴で誠実な魁さんの人柄に惹かれます。おさとさんとの夫婦愛や永倉さんとの友情も見どころです。島田さんというと土方さんに最期まで付き従ったイメージが強いですが箱館での話はあまりありません。
この作品の近藤さんは俗物っぽいです。

2010/02/01

新選組きっての大男、それでいて大の甘党で優しくて憎めない奴・島田魁。
華々しいイメージが先行する新選組だが、一隊士の視線から新選組を見ることで、見えてくる新選組の実像がある。
とにかく、他ではあまり描かれることのない箱館時代の新選組を楽しめる作品。