大乗仏教入門 の商品レビュー
大乗仏教の基本的な考え方を、わかりやすいことばで説明している入門書です。 中観や唯識、あるいは浄土教や禅宗などの思想にも触れられているのですが、それらの個々の思想について解説しているのではなく、それらを貫いている共通の地盤としての「大乗仏教のものの見方、考え方」を読者に伝えるこ...
大乗仏教の基本的な考え方を、わかりやすいことばで説明している入門書です。 中観や唯識、あるいは浄土教や禅宗などの思想にも触れられているのですが、それらの個々の思想について解説しているのではなく、それらを貫いている共通の地盤としての「大乗仏教のものの見方、考え方」を読者に伝えることがめざされています。そういった意味では、三枝充悳の『仏教入門』(岩波新書)や高崎直道の『仏教入門』(東京大学出版会)といったオーソドックスな仏教入門とは、少し異なった内容になっているように思います。 良書だとは思いますが、基礎的な知識を一通り身につけるためには、オーソドックスな入門書で補ったほうがよいかもしれません。
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(2008/12/23読了)主に菩薩について。大乗仏教のこの土台の上に、無量寿経の阿弥陀仏の本願があるということがよく分かりました。
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