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大きな暮らしができる小さな家 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2015/06/03

イラストレーターの大橋歩さんが信頼を置く、建築家永田昌民さんの家づくりに関する著作。 師曰く、「居心地がのよさは計算できる。敷地周辺の様子、陽の当たり方、風の流れ、視線の広がりや抜けなど、敷地の状況を読み取ることから計画は始まる。 そして、涼しさ、かおり、新鮮な空気、季節を呼...

イラストレーターの大橋歩さんが信頼を置く、建築家永田昌民さんの家づくりに関する著作。 師曰く、「居心地がのよさは計算できる。敷地周辺の様子、陽の当たり方、風の流れ、視線の広がりや抜けなど、敷地の状況を読み取ることから計画は始まる。 そして、涼しさ、かおり、新鮮な空気、季節を呼ぶ風と、明暗の演出、あたたかさ、季節をもたらす光を取り込む。シンプルで大きな構成をする、自然の息吹をかんじさせる植栽をつくる。明るいところと暗いところ、高いところと低いところなど、場所の質を均一にしない工夫を施す。」 天井は高いほうが開放感があるかと思いきや、師の住宅は220cmに抑えるという。そのほうが広がりを感じるからと。 「天井高いっぱいの窓や扉などの建具をつけることにより、開口部の先の空間とつながっている一体感を与える」という術に脱帽。 スキップフロアなどの活用で、天井の高低に変化を生み出す。採光はただあかるければいいというのではなく、光のリズムをつくる。陰影のある光を作るには、窓と壁のバランスを考えることが大切など、小さい家を楽しむための工夫が満載。

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2014/03/13

20140303読了 2003年出版。小さいからこそ空間を細かく区切らず、大きなワンルームとしてゆったり暮らすスタイルを提唱している建築家の方の施工例。庭とのつながりを大事にする方で、緑いっぱい。ある例では、旗地は敬遠してしまうが、細長い通路部分に樹木を植えて緑いっぱいのアプロー...

20140303読了 2003年出版。小さいからこそ空間を細かく区切らず、大きなワンルームとしてゆったり暮らすスタイルを提唱している建築家の方の施工例。庭とのつながりを大事にする方で、緑いっぱい。ある例では、旗地は敬遠してしまうが、細長い通路部分に樹木を植えて緑いっぱいのアプローチにしていた。すてきなアイディア!●キッチン、ダイニング、リビング、ワークスペースがすべて同じ空間という家具付きの短期滞在向け住宅に住んだとき、思いのほか暮らしやすくて、今となってはあんな感じの家がいいなと思っている。●家は小さくていい、4人家族に28坪。物は少なく。家の中に自分の居場所を作る。植栽は大事、1本の樹に3坪必要。連続性を持つ大きなワンルームの茶の間。家の手入れを楽しむ。●低めの天井に高さ一杯の掃出し窓、引き残しのない開口部など、広さを感じさせる設計上の手法がある。

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2013/01/10

テレビや一般誌で取り上げられるようなアバンギャルドで、建築家が難解なコンセプトを語るような家じゃなく、建て主の暮らしに寄り添った"最高の普通の家"が紹介されています。

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2011/01/08

 建築家 永田昌民(ながたまさひと)さんの設計する住宅は、 南側に、大きな木製開口部と、壁に引き込まれる雨戸、アミ戸、 障子、時には簾戸、この本にも、たくさんの家が紹介されています 天井の高さを感じさせない視線のヌケ方が絶妙です。

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2009/12/15

永田氏の考えがよく伝わります。吉村順三氏からの流れをくんだ日本の住宅を考える上ではかかせない内容。我が家の家作りにもとても参考になりました。

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2009/10/04

あこがれの建築家、永田昌民氏の作品と考え方を紹介した本。永田氏の家の質感と何気なさが好きだ。近所に気になる家があり、永田氏の作品ではないかと私はふんでいるのだが…知りたい!でも、そのお家の佇まいはあまりにさりげなく、何度も前を通りながら素敵さに気がついたのはつい最近。そんな家が理...

あこがれの建築家、永田昌民氏の作品と考え方を紹介した本。永田氏の家の質感と何気なさが好きだ。近所に気になる家があり、永田氏の作品ではないかと私はふんでいるのだが…知りたい!でも、そのお家の佇まいはあまりにさりげなく、何度も前を通りながら素敵さに気がついたのはつい最近。そんな家が理想だなあ。永田氏も必ず「小さな土地でも、木を一本植えましょう」と提案なさるらしい。

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