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顔のない男 の商品レビュー

3.8

20件のお客様レビュー

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1人の男が殺されたの…

1人の男が殺されたのに、その男には顔(過去)が見つからない捜査が行き詰った時、一冊のノートが見つかった。このノートの痕跡をたどって行けば無事犯人にたどりつくのか?さすが北森鴻のミステリーらしく、短編で構成されながらその一つ一つがミッシングリングをたどりながら犯人へ行き着く様が面白...

1人の男が殺されたのに、その男には顔(過去)が見つからない捜査が行き詰った時、一冊のノートが見つかった。このノートの痕跡をたどって行けば無事犯人にたどりつくのか?さすが北森鴻のミステリーらしく、短編で構成されながらその一つ一つがミッシングリングをたどりながら犯人へ行き着く様が面白い作品

文庫OFF

殺された被害者の生活…

殺された被害者の生活環境、交友関係が見えない、タイトルそのままの連作ミステリィ。一編一編のつながりがすごいです。

文庫OFF

巧妙な手腕でつなぎ合…

巧妙な手腕でつなぎ合わされた連作短編集。

文庫OFF

被害者の書いた調査ノ…

被害者の書いた調査ノートが唯一の顔知る手がかり。一つ一つのガイシャが関連したと思われる事件を追うという連作短編っぽい部分もあり、その都度浮き上がってくる概要。おぼろげな雰囲気、個性ある刑事たちそれらの調和を楽しんでください。

文庫OFF

長編をぶった切って連…

長編をぶった切って連作短編にする。省エネなのか無駄使いなのか。

文庫OFF

2020/11/25

この人のは民俗学系のシリーズ以外では初だった。 著者の経歴を思えば、そうだよなそうだよなという舞台ですんなりと。 でも正直、ラストに相関図が欲しい笑

Posted byブクログ

2016/12/01

連作短編集の形をとったような長編小説というのかなぁ~ それぞれの章で、空木と関係のあった人物が描かれ 空木の人物像を読み解こうとするんだけど これがなかなか見えてこない。 何かがわかると、謎が増えるって感じで全体像すら ぼやけてしまって、やたらと転がされました(^◇^;) 設定が...

連作短編集の形をとったような長編小説というのかなぁ~ それぞれの章で、空木と関係のあった人物が描かれ 空木の人物像を読み解こうとするんだけど これがなかなか見えてこない。 何かがわかると、謎が増えるって感じで全体像すら ぼやけてしまって、やたらと転がされました(^◇^;) 設定が複雑なので、頭がこんがらがります。 それでも最後の方では、ヒヤヒヤのドッキドキで 予想外の結末が待ってました。 シリーズ物とは違うお話は新鮮で面白かったです。 本作に出てくる原口&又吉の警察コンビ。 陶子堂シリーズに出てくる警官コンビですよねぇ~ そして、三軒茶屋のビアバーも出てきます。 原口が通っていたのですねぇ~ マスターはいたけど、会話はしてないっぽいです。 陶子と鉢合わせになることはなかったのかなぁ~ こういう楽しさもあったので、得した気分です。

Posted byブクログ

2016/06/04

先の読めない展開!スピード感はないものの、続きが気になるぅ~~!!!そして、まさか、まさかのっっ!!! また、それぞれの題がいい。 「真実情報」「隠語研究」「堕天使考」「変貌要因」「赤色凶器」「遠景接写」「仮面幻戯」なんて、北森さんらしくてついつい読みたくなっちゃいませんか?w...

先の読めない展開!スピード感はないものの、続きが気になるぅ~~!!!そして、まさか、まさかのっっ!!! また、それぞれの題がいい。 「真実情報」「隠語研究」「堕天使考」「変貌要因」「赤色凶器」「遠景接写」「仮面幻戯」なんて、北森さんらしくてついつい読みたくなっちゃいませんか?w 北森作品はシリーズが有名すぎて、こちらは地味な存在かもしれませんが侮るなかれ!北森ワールドに迷い込むこと請け合いです♪

Posted byブクログ

2016/02/13

刑事が主役の短編連作? というか長編だよね? 人がバタバタ殺されていく話で、途中から誰が死んでて誰が生きているのかわからなくなる(笑) とある男が公園で殺された。その事件を捜査していくうちに、その男と関係のある人間も殺されたり、犯罪を犯していたり、次から次へと事件が絡まり、最後は...

刑事が主役の短編連作? というか長編だよね? 人がバタバタ殺されていく話で、途中から誰が死んでて誰が生きているのかわからなくなる(笑) とある男が公園で殺された。その事件を捜査していくうちに、その男と関係のある人間も殺されたり、犯罪を犯していたり、次から次へと事件が絡まり、最後は…… 面白かった

Posted byブクログ

2022/11/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「空木精作」という男が殺害される。「空木」は,親の遺産で生活をしている生活感のない男。動機も,凶器も見つからない。原田と又吉という刑事は,ひょんなことから空木が残したノートを見つける。ノートは,空木が調査していた事件について書いているように思われた。それぞれの短篇の中で少しずつ「空木精作」の正体が描かれる。島海恭司は,「空木」を訪ね,栄光商事が輸入した違法オイルで妹が死亡したとして,「空木」に,「持田」がどこいるか,突き止めるのを手伝ってほしいという。「空木」は,自分こそが持田であり,自分の生活を確するために,「持田」を名乗っている者を殺害する必要があると考え,殺害の計画を立て,進めていく。「持田」を名乗っていた者の正体は,諸岡課長だった。諸岡課長と通じていた高橋は,「空木」を殺害する。なかなか意外性のある真相であり,個々の短篇のデキ,全体の構成も秀逸。なかなかの作品。★4で。 ○ 真実情報 付き合っていた女を殺害した男が,嫌疑を免れるために,自分がその女から詐欺にあい,その女性の身元を探そうとしていると見せかけるという話。この話では,「栄光商事」という休眠会社が出てくる。 ○ 隠語研究 関口美佐枝というコンピュータ会社に務めるOLが殺害された事件。犯人は妹で,フリーターの妹が姉の保険証でクレジットカードを作り,借金を重ねたため,秘密を守るために姉を殺害したというもの。関口美佐枝は,昔,栄光商事で働いていたことがあったという。 ○ 堕天使考 薬物中毒の症状がある如月恵梨香が,「空木」の死体の第一発見者である高橋千太郎を殺害してしまう。天使の絵をめぐる話。如月恵利香は,栄光商事の持田社長の愛人だったという。 ○ 変貌要因 栄光商事の事務所に出入りしていた柳田壱輔の母親が,自殺に見える形で死んでいたが,鍵が存在しない。自殺か,他殺か,死因が特定されていないので,保険金が支払われない。柳田が,妻を殺して保険金を得ようとしたという話。 ○ 赤色凶器 島海恭司が,バイクを盗もうとした岡本晋を殺害してしまう。岡本晋は,栄光商事の従業員だった。ここで,空木が書いたノートは調査ではなく,殺人の計画なのでは…という疑いが生じる。 ○ 遠景接写 恒松という配置薬の営業マンから,持田一家の過去を聞く。持田は,一家心中から逃げ出していたという。又吉は,「空木」が本当に追っていたのは栄光商事ではなく「持田」ではないのかという疑問を抱く。 ○ 仮面幻戯 栄光商事の譲渡手続きを行った雪山という行政書士がメインとなる話。原田は,雪山が「持田」と繋がりがあると考えており,雪山を泳がせるが,雪山が殺害される。又吉は,原田の捜査状況を諸岡課長に告げる。又吉は拉致をされるが,拉致をしたのは原田ではなく諸岡。諸岡こそが,「持田」として栄光商事で違法オイルを輸入していた。原田は,諸岡と又吉以外の捜査一課全員に,推理を語っており,捜査一課の協力を得て,諸岡を逮捕する。

Posted byブクログ