ルージュ の商品レビュー
柳さんのエッセイ。テ…
柳さんのエッセイ。テレビ、雑誌、小説・・・いろいろな題材を柳さんの視点で掘り下げています。柳さんの心の中をのぞいてみたくなりました。
文庫OFF
著者が初めて書いた恋…
著者が初めて書いた恋愛小説。これは割りと楽しめ、著者の作品中好きな方です。
文庫OFF
ひょんなことからモデ…
ひょんなことからモデルをすることになったOLのシンデレラストーリー。ドラマ化もされたようですね。「自分」を見つけていく主人公にあこがれます。
文庫OFF
化粧品会社で広告のク…
化粧品会社で広告のクリエイターを目指す主人公。ところがポスター撮影に予定していたモデルがドタキャンし、急遽代わりを務めることに…。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この人の文章苦手だったけれど、これはさくさく読めたな。それだけ。 自分の人生に家族が必要だから、仕事上おたがいが必要だから、愛しているからでもいい、いっしょに暮らしたい、いっしょに暮らさなければ生きながら死ぬことになるという切羽つまった思いなしに結婚するのはロープをつけないでバンジージャンプするようなものだ。 好きかどうかはこころのなかにあるのではなく、ふたりがなにをするか、どのような時間を共有するかにあるのに――。 わたしだって、彼と出会うまではひとりで生きていたのだから、ひとりで生きていけないはずはない。でも、出会ってしまった。出会わなかったことにすることはできない。
Posted by
頭を使いたくなくて久しぶりに恋愛小説に手を染めてみる。 恋愛小説が苦手なのは、こんなドラマティックで感動的で、悲劇的なことかあるかいっ!って思ってしまうから。 そして果たしてこの本もそんなタイプの本なのでした。 ただ何も考えずに、現実逃避するにはよいですね…
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりに読んだからか、最初はとっつきにくかったけど、流石柳美里。 安心して読み切ることができた。 化粧をしないけど化粧品会社に受かった二十歳の里彩。 年上の秋葉との疑似恋愛を経て、ゲイの友人と同棲する黒川に惹かれていく。 彼の死を乗り越え、芸能界で生きていくことを決心する。
Posted by
大手化粧品メーカーのクリスティーナの新入社員、里彩は予期しないところから新商品のキャンペーンモデルとして表舞台に立たされる。 普通の生活を送りながらクリエーターとして会社でキャリアを積むことを望む里彩だったが、上司の後宮らは彼女の立場を扱いかねタレントとしてプロダクションに移そう...
大手化粧品メーカーのクリスティーナの新入社員、里彩は予期しないところから新商品のキャンペーンモデルとして表舞台に立たされる。 普通の生活を送りながらクリエーターとして会社でキャリアを積むことを望む里彩だったが、上司の後宮らは彼女の立場を扱いかねタレントとしてプロダクションに移そうと説得にかかる…。 モデルとしての里彩の輝きに商機を期待しながらも、里彩の言動に当惑し、さらには嫉妬混じりの苛立ちに翻弄される後宮ら会社の面々のほうが嫌になるくらい理解できた。里彩の生き方や思いも分からなくはないけれど、有り体に言えば生意気!に思えてしまい…。いつもいつも自分に正直でいればいいの?人を傷つけてまで?と問いかけたくなる。 里彩に共感できなかったせいで、恋愛小説としてはいまいちになってしまった。
Posted by
今まで読んできた、まだ数少ない柳美里文学のなかで、こんなに瑞々しい恋愛小説を読んだのは初めてだった。 会社やマスコミ側(後宮や矢嶋、金森)が論じている問題の中心には必ず里彩の存在が在って、里彩だけがぽっかりと問題の外側に立っている。潔癖なまでに社員として働く事を求める里彩の、やっ...
今まで読んできた、まだ数少ない柳美里文学のなかで、こんなに瑞々しい恋愛小説を読んだのは初めてだった。 会社やマスコミ側(後宮や矢嶋、金森)が論じている問題の中心には必ず里彩の存在が在って、里彩だけがぽっかりと問題の外側に立っている。潔癖なまでに社員として働く事を求める里彩の、やっと手に入れられた“普通の暮らし”を壊されそうだという恐怖は読んでいてとても理解できたが、その気持ちを後宮達が理解する事はけっしてないだろうと思った。 里彩の壊される恐怖は、懸念していた筋書き通りに、喪失する事に結ばれた。 柳文学を読んでいて心苦しくなるのは毎度の事、けれど苦しさの尾を引かないラストのシーンはほんとうに素晴らしかった。
Posted by
読みやすく、分かりやすかった 主人公の気持ちはよくわかりませんが、孝之の気持ちは理解できた わたしってゲイ?
Posted by
- 1
- 2