国際関係研究へのアプローチ の商品レビュー
国際関係論は学際的だと、ではどういったディシプリンがあるかというと歴史と政治学がメインなんだろうけど、それぞれがどう違うのかというのは自分の中で不明確だった。それを明らかにしてくれたのが本書。 大きな分け方として、歴史は単純な理論に否定的、政治学は簡潔な理論に肯定的という違いはあ...
国際関係論は学際的だと、ではどういったディシプリンがあるかというと歴史と政治学がメインなんだろうけど、それぞれがどう違うのかというのは自分の中で不明確だった。それを明らかにしてくれたのが本書。 大きな分け方として、歴史は単純な理論に否定的、政治学は簡潔な理論に肯定的という違いはあるが、実はそれぞれ重なる面もあるという。 具体例の紹介としてら、第二次世界大戦と冷戦について、歴史学者と政治学者それぞれの論考に、第三者がコメントするというところがあるんだけど、紙幅の都合で英国の盛衰や軍の革新の歴史と理論がカットされていて、それは残念。
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