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世に棲む日日 新装版(二) の商品レビュー

4.1

110件のお客様レビュー

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国禁を犯して捕らわれ…

国禁を犯して捕らわれの見になったところから、松蔭は教育者としての一面を表わし、その能力を発揮していきます。高杉晋作や他の若い長州藩士たちは松蔭により、目覚めさせられました。幕末長州藩を形作ったのは松蔭と言えます。最期は涙ものです。

文庫OFF

2023/11/04

松陰の死からスーパーファンキーボーイ2代目高杉晋作の話。このひとちょっとサイコパスっぽいぞ。おもしろい。

Posted byブクログ

2022/06/15

吉田松陰の志と学ぶ姿勢に圧倒される。その時代の課題感に命を賭して、志を実現するために、学ぶ姿勢が目を見張る。特に命懸けの密航をしてまで外国から学ぼうとする姿が驚異的である。多くの組織が閉鎖的でタコツボ化している現代にもこのような志士が必要であり、自分がそうあれるように学びを怠って...

吉田松陰の志と学ぶ姿勢に圧倒される。その時代の課題感に命を賭して、志を実現するために、学ぶ姿勢が目を見張る。特に命懸けの密航をしてまで外国から学ぼうとする姿が驚異的である。多くの組織が閉鎖的でタコツボ化している現代にもこのような志士が必要であり、自分がそうあれるように学びを怠ってはいけないと強く感じる。 以下、印象的なフレーズ。 ・英雄もその志を失えば、その行為は悪漢盗賊とみなされる。 ・学問とはこういう時期の透明な気持ちから発するものでなければならない。 ・死は好むべきものにあらず、同時に悪むべきものでもない。やるだけのことをやったあと心が安んずるものだが、そこがすなわち死所だ、ということである。 ・どんな小さな行動をおこすにしても、死を決意してはじめねばならない。

Posted byブクログ

2022/06/12

どんな小さな行動を起こすにしても、死を決意してはじめなければならない 歴史を学ぶって大事やな。事実と異なる部分はあるやろうやけど昔の人が何を感じてどういう考えでどういった行動をしたのか想像は出来る。 過去日本のためを思って命を賭して活動した人達のお陰で今があると思うと感謝してこ...

どんな小さな行動を起こすにしても、死を決意してはじめなければならない 歴史を学ぶって大事やな。事実と異なる部分はあるやろうやけど昔の人が何を感じてどういう考えでどういった行動をしたのか想像は出来る。 過去日本のためを思って命を賭して活動した人達のお陰で今があると思うと感謝してこの時代も頑張らないとあかんなって思う。

Posted byブクログ

2022/03/20

吉田松陰先生の真っ直ぐな想いと志が伝わった。 高杉晋作さんは革命家になるきっかけを知る上海の旅路の思いが、 とてもリアルな印象でした。

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2022/01/28

吉田松蔭の今のままでは、ダメだ。外を見ないと。(アメリカに渡ろうとペリーの船に乗り込む)という意気込みが凄い。日本の危惧を憂い行動している。

Posted byブクログ

2021/11/24

松陰の「狂」晋作の「狂」。異なるものだが、それが面白い。 松陰は真正直であり、老中間部詮勝を暗殺する計画を考えただけで、結局は死罪となる。 晋作は上海視察用に藩から支給された大金を、16歳の芸者をお買い上げし、同棲し使い込んでしまう。塾仲間で品川の女郎屋土蔵相模に入り浸り、50両...

松陰の「狂」晋作の「狂」。異なるものだが、それが面白い。 松陰は真正直であり、老中間部詮勝を暗殺する計画を考えただけで、結局は死罪となる。 晋作は上海視察用に藩から支給された大金を、16歳の芸者をお買い上げし、同棲し使い込んでしまう。塾仲間で品川の女郎屋土蔵相模に入り浸り、50両ものつけをこしらえる。萩一番の美人15歳を妻にもらうも、ほぼ実家に放置状態・・・と、実に女遊びが激しい。 そうこうしている間に長州はどんどん危ない方向に向かって行ってしまう。

Posted byブクログ

2021/10/28

第1巻は『燃えよ剣』等と比較して、ややストーリーが平坦な印象を受けたが、第2巻は激動の幕末そのものと言える内容。吉田松陰から高杉晋作へと思いは受け継がれ(と言うほど単純なものではないが)、久坂玄瑞、桂小五郎といった志士たちが次々と登場してくる。 史実である点で概ねの展開は分かるの...

第1巻は『燃えよ剣』等と比較して、ややストーリーが平坦な印象を受けたが、第2巻は激動の幕末そのものと言える内容。吉田松陰から高杉晋作へと思いは受け継がれ(と言うほど単純なものではないが)、久坂玄瑞、桂小五郎といった志士たちが次々と登場してくる。 史実である点で概ねの展開は分かるのに、目が離せないストーリー展開、吉田松陰の最期をめぐる逡巡、創作部分の描写いずれも一級品としか言いようがない。そして何より、思想に生きることと現実に生きることの相克、「攘夷」或いは「開国」の表と裏、等々、示唆に富んだ司馬史観が見事に炸裂しています。残り2巻、この作品は何処まで行くのだろう。

Posted byブクログ

2021/08/02

吉田松陰についての小説かと思っていたら案外あっさりと亡くなったのでビックリしたが、本作はむしろ高杉晋作を中心とした幕末志士たちの物語である。これらの人物に対しては心酔しているファンも多いが、しかし本当に有能であったかどうかは本作を読んでも評価がわかれるところだろう。もちろん将来的...

吉田松陰についての小説かと思っていたら案外あっさりと亡くなったのでビックリしたが、本作はむしろ高杉晋作を中心とした幕末志士たちの物語である。これらの人物に対しては心酔しているファンも多いが、しかし本当に有能であったかどうかは本作を読んでも評価がわかれるところだろう。もちろん将来的に明治維新が実現したことを考えると、彼ら幕末志士たちもまた「正しかった」。とはいえ、個人的に吉田松陰や高杉晋作は思想家としては正しくとも、政治家としては間違っている部分も多々あったのではないかと感じる。第2次長州征伐における戦術などは無鉄砲の極みで、たまたま成功したからよかったものの、失敗していたらいったいどうなっていたかわからない。2人が亡くなったことでむしろ明治維新が成功裡に終わったという見方すらできるかもしれない。しかし、このような不器用な存在だったからこそ、後世までその人物像に惹かれる人が続出するのだろう。

Posted byブクログ

2021/06/05

松蔭の死に方がもったいない。もう少し何か策があればっと思ってしまう。 今の死という考えと昔は違うから仕方がないかもしれないが。

Posted byブクログ