役小角仙道剣 の商品レビュー
古代と中世にまたがる時期を題材としているためか、古代を生き生きと描いている黒岩重吾のいつもの作品よりは印象が薄い感じでした。
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黒岩重吾のことだからそれなり年代などは押えてあるようだが、主人公の事績がどこまで歴史を踏まえたものか分からない。 歴史・伝記なのか小説なのか、判らないところがむしろ欠点になっているのではないか。
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この作品は黒岩重吾の遺作となった作品。 役小角といえば言わずと知れた『役行者』として 平安時代の陰陽師ものの作品なんかに 必ずといっていいほど登場する。 深山で修行を積み、 倭国の神より霊力・呪力を授かった。 諸国を放浪し、時の権威とは関わりなく民を救う 修験道の祖となった...
この作品は黒岩重吾の遺作となった作品。 役小角といえば言わずと知れた『役行者』として 平安時代の陰陽師ものの作品なんかに 必ずといっていいほど登場する。 深山で修行を積み、 倭国の神より霊力・呪力を授かった。 諸国を放浪し、時の権威とは関わりなく民を救う 修験道の祖となった人物である。 この黒岩小角は人間臭さも残しつつ、 偉大なカリスマ的存在の人物として描かれている。
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