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時宗(巻の壱) の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2010/06/21

高3のとき、当時の大河ドラマ「時宗」が好きすぎて図書室の司書さんにリクエストして借りた本。ドラマとちょっと違ってよくわからなかった(笑)

Posted byブクログ

2010/06/13

1250年ごろ。鎌倉幕府の執権北条の5代時頼とその子である8代時宗の生涯を描く。 北条は将軍ではなく執権といういわば御家人の纏め役であったが,北条家の中でも執権の座をめぐって争いが絶えなかったが,時頼は最近勢力を飛躍的に伸ばしている元に脅威をおぼえ,北条を纏め,国を纏めなければな...

1250年ごろ。鎌倉幕府の執権北条の5代時頼とその子である8代時宗の生涯を描く。 北条は将軍ではなく執権といういわば御家人の纏め役であったが,北条家の中でも執権の座をめぐって争いが絶えなかったが,時頼は最近勢力を飛躍的に伸ばしている元に脅威をおぼえ,北条を纏め,国を纏めなければならないといい,やっと北条をひとつに纏めたところで短い人生を終えてしまった。その後,執権は叔父の長時,大叔父の政村に移りつつ,時宗に渡った。時宗は父である時頼の遺志を継ぎ国を纏めるために力を注いだ。時宗の兄の時輔は時宗をよく援け,やがて来るであろう元に備え策をねっていく。そして元が攻めてくるが,時宗,時輔兄弟が九州や東北,鎌倉の武者達と心を一つにして立ち向かう。最初の元寇は嵐にあい退散し,続く元寇においても嵐により数万という元軍が海の藻屑に消えていった。後の人たちはこれを神風といい,日本は神によって守られているという神国思想が広まり,遂には第2次世界大戦の悲劇を招くようになった。 この物語では神風という記載はまったくなく,読んでいてもそれは神風ではなく,それまでに散っていった日本を守ろうという命が,人々の強い心が呼び起こしたようなものなのかもしれず,後の守られているというのとは逆に,守っているという能動的な志がかなったものと言えるような気がする。 時宗は2度の元寇を神風ではなく,やはりここでは,志により撃退したといいたい。元を退けてから3年目の1284年,時宗は34歳でその生涯を終える。なんだか,坂本龍馬の短い人生とだぶってしまう。龍馬も33歳で生涯を終えるが,大政奉還という大役回りを演じて国を纏め,外国に立ち向かえるような国の進む道をしっかりと標した後,風のように地上から姿を消した。時宗も国を纏め,元を退けるために生を受けたような気がしてならない。 『喧嘩は迷いの有る無しで変わるもの。どちらが先にその荷を軽くするかで勝敗が決する。』 全4巻

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2010/03/27

2001年NHK大河ドラマ「北条時宗」原作。 私の歴史好きに火をつけた作品。 だがButしかーし。 1冊目に時宗本人は登場しませんでした;; 生まれたところでした。笑 2巻が楽しみ。

Posted byブクログ

2010/01/15

登場人物が「得宗」やら「時頼」やら「経時」やら「実時」やら「泰盛」やら「盛重」やら「光時」やら「時氏」やら… 最初の30ページで似たような名前がいっぱい。 覚えられない。 家系図か相関図を載せて欲しい(笑)

Posted byブクログ

2009/10/08

元寇の話です。 大河ドラマにもなったからご存じの方多いと思いますが・・・。 でも実際の元寇の話は4巻ある内の最後の1冊だけ。それどころか主役の時宗が活躍し始めるのは3巻目から。 元寇での戦いじゃなくて、その前にいかに国内をまとめるかっていうところに話の重点が置かれてますが、これ...

元寇の話です。 大河ドラマにもなったからご存じの方多いと思いますが・・・。 でも実際の元寇の話は4巻ある内の最後の1冊だけ。それどころか主役の時宗が活躍し始めるのは3巻目から。 元寇での戦いじゃなくて、その前にいかに国内をまとめるかっていうところに話の重点が置かれてますが、これがまたおもしろい!! 炎立つからそんなに時代が遠くないので、炎立つを先に読んでるとにやっと思うところがあるのが楽しいです^^。 やっぱり高橋克彦はおもしろい!!!

Posted byブクログ

2009/12/01

再読です。大河ドラマも面白かったな。平頼綱役の北村一輝がよかった。 読み終わりました。時宗は、元との戦いのために生まれて、そして終戦後まもなく亡くなった。自分のやるべきことがブレルことなく、生涯を終えられたことは羨ましい。

Posted byブクログ

2009/10/16

大河の原作本。読みやすくておもしろかった。仲間うちでつるんでご飯を食べに行っちゃったりとか(現代人かよ;)、大河ではかなり重かった時輔がかなりやる気マンマンの元気なおにーちゃんだったり(苦笑)

Posted byブクログ