ISO/TS16949:2002のギャップ分析と移行計画 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ISO TS 16949は、国際規格機構が発行するTS(Technical Specification:技術仕様)です。 国際機械(International Standard)のように、規定ではありませんが、2者間契約や、団体で規格と同じように 契約上の仕様として利用することが可能だと思われます。 ISO 9000の自動車業界における技術仕様を決めたもので、QS-9000として発行されていたものの改訂版に相当すると理解しています。 ギャップ分析とは、仕様と現実との違いを考慮し、根拠のある違いであれば、積極的に評価し、問題のある違いであれば改善することを計画することになります。 大切なことは、自動車という製品の安全性などの品質項目に、「ギャップ」が必要なことかどうかの判断です。 現実の方がよい状態なのに、文書に書いてある抽象的な事項の解釈を間違って、「改悪」することがないようにしないと、自社の製品の競争力、現場の士気を失うかもしれません。 自動車関連の材料、部品を作っている企業、技術者には必須の文献です。
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