似ない者夫婦 の商品レビュー
別荘など女の負担になるので、私も欲しくはないが、せめて1週間でも涼しい高原で体を休めたいと思いながら50年 いないもの夫婦と言う表題は、この中に収めた随筆の題である。考えてみると夫婦同業の年月を、よく今日まで過ごしてきたものだと言う思いがないでもない
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1928年福井県生まれ、1965年「玩具」で芥川賞の津村節子さんのエッセイ「似ない者夫婦」、2003.3発行です。私のルーツ、書斎の窓、日々の感慨、折にふれての4つの章立てです。素直で感性豊かな津村節子さん、そして、頑固でわがままだけど妻を愛してやまない吉村昭さんのお二人の「人と...
1928年福井県生まれ、1965年「玩具」で芥川賞の津村節子さんのエッセイ「似ない者夫婦」、2003.3発行です。私のルーツ、書斎の窓、日々の感慨、折にふれての4つの章立てです。素直で感性豊かな津村節子さん、そして、頑固でわがままだけど妻を愛してやまない吉村昭さんのお二人の「人となり」がうかがえます。なお、津村節子さんの生まれた福井県は、高見順、中野重治、水上勉、藤田宜永氏など数多くの作家を輩出してますね。
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エッセイ。私が思う、麗しい日本女性、大和撫子の源流とでも言いたい著者の、落ち着いた文章、感性、題材がとても魅力的。時折出てくる旦那様の吉村昭氏との一コマなど、飾らないところが輝いていて、穏やかで緩やか、瑞々しいあり方のお手本のよう。読後、夫婦、家族愛に恵まれて、謙虚に、素敵に歳を...
エッセイ。私が思う、麗しい日本女性、大和撫子の源流とでも言いたい著者の、落ち着いた文章、感性、題材がとても魅力的。時折出てくる旦那様の吉村昭氏との一コマなど、飾らないところが輝いていて、穏やかで緩やか、瑞々しいあり方のお手本のよう。読後、夫婦、家族愛に恵まれて、謙虚に、素敵に歳を重ねていきたい、と優しい気持ちで願っている自分がいる。
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