異形の心的現象 の商品レビュー
銀河鉄道の夜、夏目漱石と島尾敏雄のある小説――三次元を四次元的に見る視点で描写しているにもかかわらず、それを表に出さないように書かれている(意図的か、それとも彼らが見たままを書いたかはわからんと)、だから読んでいるうちに上から見ているような心持ちになり、幻想的な気分になる。ありが...
銀河鉄道の夜、夏目漱石と島尾敏雄のある小説――三次元を四次元的に見る視点で描写しているにもかかわらず、それを表に出さないように書かれている(意図的か、それとも彼らが見たままを書いたかはわからんと)、だから読んでいるうちに上から見ているような心持ちになり、幻想的な気分になる。ありがちな描写だと思って調べたそうだが、この本に例示されている小説しかそういった視点は発見できなかったと。ほーーー。これは確かめたくなる。 …晩年の吉本さんの対談、繰り返しが多かった。対談だけどほとんど吉本さんが話をしていた。
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玉石混淆で面白いところもあるという感じ。吉本隆明の悪いところも見て取れる。だからといってバッサリという感じでもない。きっかけとしてのそそのかしはできるのかもしれないがまとまった何かとして受け取るには危うい。そういう感じかな。
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