大学で「自分」を見つけた の商品レビュー
通信過程の社会人学生と、通学過程の「若い」学生。それぞれ関わりをもちたいと思うけど、日本の大学では社会人学生と若い学生が関わる機会がなかなかない。 じゃあ叩き台として、一緒に演劇をやろう!と著者が提案し、社会人学生と「若い」学生が実際に演劇を作り上げる。 社会人になっても...
通信過程の社会人学生と、通学過程の「若い」学生。それぞれ関わりをもちたいと思うけど、日本の大学では社会人学生と若い学生が関わる機会がなかなかない。 じゃあ叩き台として、一緒に演劇をやろう!と著者が提案し、社会人学生と「若い」学生が実際に演劇を作り上げる。 社会人になってもわざわざ大学で学びなおすくらいの人は、意識が高い。社会人学生どうしでは絡むけど、若者からもパワーをもらいたいと考えていて。 逆に若者は若者でつるんでいるけど、本当は異世代ともっと交流したい!と考えている人も意外と多い。 「社会人学生」になるまでの決意や、それまでの人生がそれぞれ濃いし、若者たちだってそれぞれ濃いんだよね・・・。 印象的だったのは。 >大学側はインターネットを使った授業をアピールするけど、学生はそんな「便利さ」を求めていない。 求めているのはお互い深いところで語り合える「アツい」場所。 >「イマドキ」の若者は携帯・パソコンなどのツールが発達してしまって、深い付き合いをしない。 >「昔は貧乏だったけど、みんなが助け合えていい時代だった」 >じゃあどうして豊かな時代にしちゃったんだ?と大人に問いたい。 うん、そのとおり。 確かに昔に比べて今は物質的に豊かになったし、ツールは発達している。 だけど物質的に豊か:心が貧しくなる、なんてステレオタイプの反比例式にあてはめてほしくない。 人間のコアな部分なんて、数十年でそうそう変わらない。 今だって、アツく語りたい若者は、一定数いる。 きっかけさえあれば、結構アツく語るし、まだまだイマドキの若者だって元気だよ!! 確かに異世代交流が少ないし、もっとそのきっかけが欲しいな、とは私も思う。 この先生の授業は早稲田の中でもかなり人気w 友成先生と根っこは似ているんじゃないかなぁ。
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