極道一番搾り の商品レビュー
北九州弁ちゅうか、筑豊弁ちゅうか、遠賀仲間(福岡県 遠賀・中間)近辺で喋られとう言葉で、書きよるヤクザに関するエッセイ。面白うて、やがて哀しき味のある随筆。 北九州んヤクザの話を聴いとると、「お前はオレか!!?」ちゅーようなエピソードが満載で、身につまさるごとある。
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ユーモラスに書かれていますが、やはりこういう人がはしゃいで書いていることにはやや抵抗がありました。娑婆へ出た浦島太郎のような話がありましたが、基本的には楽しんでいるような印象ですね。
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「任侠より愛嬌」九州最大の侠客団体の総裁(当時)がお書きになられたスーパーエッセイです。何度も爆笑しました。早逝が本当に惜しまれます。 西原理恵子師匠の「営業ものがたり」という漫画の中で生前に彼女と2ショット写真を撮っていたということがきっかけで筆者のことを知り、それでこの本を...
「任侠より愛嬌」九州最大の侠客団体の総裁(当時)がお書きになられたスーパーエッセイです。何度も爆笑しました。早逝が本当に惜しまれます。 西原理恵子師匠の「営業ものがたり」という漫画の中で生前に彼女と2ショット写真を撮っていたということがきっかけで筆者のことを知り、それでこの本を手にとって読んでいました。内容を一読させていただくとまぁ、洒脱な文章をお書きになる方でとてもびっくりしました。 九州最大のヤクザ組織の大親分としての顔と、自身の自宅に犬、猫、猿、小鳥、金魚、鯉、亀、ポニーに猪を飼う無類の動物好きにして、ジェットスキーやパワーボードなどスポーツに興じ、水墨画や篆刻にも才能を発揮する多彩な趣味を持つ趣味人としての顔。そして「若い衆」と呼ばれる付き人たちの繰り広げる日常がユーモアあふれる筆致で描かれていました。 西原理恵子の漫画の中の写真に掲載されてあった 「逆風に帆を張る」 と溝下氏の豪快な筆さばきで大書された掛軸には目を奪われたことを覚えておりますやはり『道』を『極』めた人という言葉は、ユーモアあふれる語り口の中にも凄みやの重みがあって、行間からもそれがにじみ出てきました。日ごろ、あまり知ることのない世界ですが、彼らの日常というものを垣間見たい方はぜひ、一読をお勧めします。
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