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凶刃 の商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2023/03/22

用心棒日月抄シリーズ最終巻はなんと前回から16年後の物語であり、これまでの連作短編から長編へとガラッと変えてきました さらにかなり本格的なミステリー仕立て うーん、凄い! 藤沢周平さんという作家さんの技量をまざまざと見せつけられた思いです こんな凄い作家さんの存在を今までほと...

用心棒日月抄シリーズ最終巻はなんと前回から16年後の物語であり、これまでの連作短編から長編へとガラッと変えてきました さらにかなり本格的なミステリー仕立て うーん、凄い! 藤沢周平さんという作家さんの技量をまざまざと見せつけられた思いです こんな凄い作家さんの存在を今までほとんど知らずにいました ごめんなさい、なんかごめんなさい 生まれてごめんなさい(そこまで?) 読んで本当に良かった!大傑作でしたよ!! …で、なんで☆4なのかって? いやあたしゃこれをハッピーエンドとは絶対認めませんよ! 国元にあーたの帰りを待つ妻と三人の子がおってなにを影の者の女頭領とハッピーエンド感出しとんねん! というわけで自分は最後まで又八郎を好きになれんかったのよね

Posted byブクログ

2013/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『刺客』から16年後、青江又八郎は40歳を越えており、藩の近習頭取に就いていた。ある日、青江は嗅足組解散の指令を江戸屋敷に伝える密命を受けた。使命そのものは秘密であるが、今回は前3回と異なり公務として江戸に向かう、半年の期限が設けられるが、嗅足組頭の佐知や旧知の江戸の人々との再会も束の間に、青江は、藩の重大な秘密についての争いに巻き込まれていく。本シリーズ最終作品であり、長年の佐知との関係に決着をつける作品となる。当時の年齢からすると武士の隠居前の、後片付け悲しく・寂しい結末になってしまった。

Posted byブクログ

2010/02/13

用心棒日月抄シリーズ最終巻。 大きな秘事を追っていての日々。 今までのように生活のため用心棒をしているわけでもないので 読者としてはちょっと退屈。 用心棒仲間の細谷にはがっかり!

Posted byブクログ

2009/10/04

前回から16年後の設定。 確かに短編が続く、前の三部に比べると 長編のため、メリハリがつきにくい。 が、長編だからこそ、二人の恋愛模様も ゆっくりと楽しむこともできる 終わりがHappyで救われた。

Posted byブクログ

2009/10/07

用心棒シリーズの最終巻。図書館でなかなか見つからなくて(^^; まぁ、実際は3巻で完結、この4巻目は番外じみてます。なんせ、16年が経過していますから。僕は山本周五郎ファンですが、武家物の建前話は好きじゃありません。この用心棒シリーズも藩内の勢力争い、暗躍という部分は抵抗あるんで...

用心棒シリーズの最終巻。図書館でなかなか見つからなくて(^^; まぁ、実際は3巻で完結、この4巻目は番外じみてます。なんせ、16年が経過していますから。僕は山本周五郎ファンですが、武家物の建前話は好きじゃありません。この用心棒シリーズも藩内の勢力争い、暗躍という部分は抵抗あるんですが・・不倫相手の佐知さんが好きで(笑) 周五郎作品でも「ながい坂」のつるさんに憧れました。描写は少ないんですが、さりげなく色っぽい(~0~) 藤沢作品はあまり読んでませんので、これからの楽しみです。

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2010/05/14

これはねえ。読む順番を間違えました。どうやら「用心棒 日月抄」というシリーズがあり、それの番外編後日談みたいな巻なんですよ。この巻末を見るだけでも 「用心棒日月抄」「日月抄 孤剣」 「日月抄 刺客」 と3作品あるみたい。用心棒稼業の剣の達人 青江又三郎の周りに起こる事件。そしてシ...

これはねえ。読む順番を間違えました。どうやら「用心棒 日月抄」というシリーズがあり、それの番外編後日談みたいな巻なんですよ。この巻末を見るだけでも 「用心棒日月抄」「日月抄 孤剣」 「日月抄 刺客」 と3作品あるみたい。用心棒稼業の剣の達人 青江又三郎の周りに起こる事件。そしてシリーズのどこかで又三郎と恋に落ちる女嗅足(忍者みたいなもの)の佐和。その後16年後に、またある事件を気に2人が再会する、てなかんじではじまっていきます。過去の人間関係とか事件の展開なんかを知っていたほうが、倍楽しめるであろう作品。以前は20代のバリバリの男ぶりだったらしい又三郎と、以前は口数少なくクールに殺人までやってのける暗めのジャパニーズ・ニキータだったらしい佐和が、いまではちょっとオナカもでてきちゃった中年になった又三郎と、ちょっと積極的な熟女の色気も出てきちゃった佐和になってたり。そういうギャップも、以前の作品を読んでたらなおさら楽しめるのかも。常連の登場人物の末路もこの作品で明かされているかんじ。これはぜひ、シリーズ最初から読み直して、また最後に味わいたい作品です! いつか再び感想欄に登場するかも。。。。( ´艸`)

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2009/10/04

青江さまも中年か・・・と思うと意識的に読むのを避けてしまっていました。が、結論から言えば一冊目に負けるとも劣らぬおもしろさでした。いままでのシリーズとは違い、全編通してひとつの謎をおっているからなのか、派手な立ち回りのシーンよりも謎解きのほうが印象に残りました。後半、どんどんと核...

青江さまも中年か・・・と思うと意識的に読むのを避けてしまっていました。が、結論から言えば一冊目に負けるとも劣らぬおもしろさでした。いままでのシリーズとは違い、全編通してひとつの謎をおっているからなのか、派手な立ち回りのシーンよりも謎解きのほうが印象に残りました。後半、どんどんと核心に近づいていくあたりは、もはや推理小説のようだなという感じです。佐知との関係の結末はちょっとずるいな・・・というようにも思えましたが、やっぱり青江さまは中年になってもかっこよかったです。

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