牧師さんになったお坊さんの話 の商品レビュー
とても興味深く読んだ。 この先生から比較宗教や日本宗教史などを学んだら面白そうだ。 このようなアプローチから、日本人が外国に比べていわゆる「無神論者」が多い理由が分かるかもしれない。また、マインドコントロールや宗教2世の方々の痛みに寄り添う糸口が見えてくるような気がした。
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信じるってすごいなぁと思いました。 私からすると、えっそんなあからさまに?図々しく?という感じですが、そこは欧米的です。 個人的には興味があるところなので、もう少し掘り下げてみようかなぁと思いました。
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実家が天台宗の寺という僧侶が一転して、クリスチャン、そして、牧師になった著者の人生を綴った一冊。 仏教とは何か、神道とは何かそして、キリスト教とは何かをといている。 最近、仏教の疑問を抱いてきた私が読むタイミングとしては一番よかったのかもしれない。 ただ、この手の本にありがちの...
実家が天台宗の寺という僧侶が一転して、クリスチャン、そして、牧師になった著者の人生を綴った一冊。 仏教とは何か、神道とは何かそして、キリスト教とは何かをといている。 最近、仏教の疑問を抱いてきた私が読むタイミングとしては一番よかったのかもしれない。 ただ、この手の本にありがちのキリストがすばらしい!とやや主観的な内容はなく、仏教がだめだとも一言も言っていない。 むしろ、どちらも理解し認識した後に自ら選び取るものである。 マインドコントロールとは大きく異なる。
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私の娘の通っている幼稚園はキリスト教系列である。教育方針が好きだったこと、家の近くにある、ということで選んだ。そこで開かれる聖書の勉強会があったので、参加させてもらっていた。牧師先生のお話が大変面白く、聖書に興味を持っていたところだ。もっと聖書を学んでみたくて、コンサイスバイブ...
私の娘の通っている幼稚園はキリスト教系列である。教育方針が好きだったこと、家の近くにある、ということで選んだ。そこで開かれる聖書の勉強会があったので、参加させてもらっていた。牧師先生のお話が大変面白く、聖書に興味を持っていたところだ。もっと聖書を学んでみたくて、コンサイスバイブルも読んだ。 しかし、普段意識する事はなかったのだが、実家の宗教は浄土真宗だった、と祖父の葬式に出て気付いた。恥ずかしながら、ほとんどお経の意味も分からないまま聞いていた。少しでも身近なところから、我が家の宗教を理解したい、と思っていたところ、書店に五木寛之氏の「親鸞」が置かれていたので、それを読む事にした。 すると、親鸞という人物に共感出来、また、どこか、キリスト教に共通しているところがあるような、もやもやした感覚があった。 そんな時、偶然にも、幼稚園のバイブルクラスで、牧師先生から、この本のご紹介をして頂いた。 「法然の弟子である親鸞(1173~1262)が、結局、浄土真宗という別の宗派を形成する結果となったのも、人間の中にある、どうしようもない悪に目を向けた信仰を強調したためと思われる。その点では、よく言われるように、親鸞の信仰とキリスト教とはよく似ている。」 「もともと仏教も、また聖書も、人生の問題を解決するための道を示すという面では同じである。 私は聖書の教えを知れば知るほど、釈迦の姿勢や教えは、聖書に反するものではないということがわかった。現在では、その思いがさらに強くなってきている。」 この箇所を読んだ時、心が震えた。私がぼんやり感じていた事が、書かれていて、「あー、やっぱりそうなんだ!」と思った。 そして松岡さんは、キリスト教だけを勧めてはいらっしゃらない。求道の精神が大切だ、と。真理を真剣に求め続ければ、自分自身、最終的にどちらに進んだらいいか、わかるはずだ、と。 私はこのような締めくくりをされた、松岡さんを尊敬する。イエスか、釈迦か、どちらが正しいのか、を議論する本ではなく、イエスを求める人も、釈迦を求める人も、求道の精神という点で、共通している、ということが感じられる本だった。
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