おぼろ舟 の商品レビュー

藤原緋沙子(著者)

『隅田川御用帳』シリ…

[文庫ＯＦＦ]

『隅田川御用帳』シリーズ第五弾。一度は長編も読んでみたいです。

深川にある縁切り御用…

[文庫ＯＦＦ]

深川にある縁切り御用宿『橘屋』を舞台に、女と男の切ない思いが交錯する。『隅田川御用帳』シリーズ第五弾。

2012/03/04

鎖国の時代、日本じゃないどこかに漂流しただけで一生監視されたり牢獄に捕らわれたり、大変な時代です。
とんでもない輩に狙われた妻をわざと駆け込みさせて寺にさりげなく守らせるというのは、ありがちですがそういうふうに利用するのはありなんでしょうか。どちらにしても事情を知った橘屋の面々が放っておくはずないでしょうが、何でも屋になってしまいそうです。

2012/02/09

鹿鳴の声
無人島に漂着して10年後に江戸に舞い戻った丑松には二世を誓い合ったおるいがいた。
最後のフェイントが小粋。

赤い糸
離縁したお朝の別れた夫常次郎はお紋に騙され盗みに入る蔵の錠前を偽造させられていた。

砧
夜鷹のまとめ役お増。江戸で母を探す半次郎。

月の弓
駆け込み人お美濃。夫米屋清兵衛はある理由により美濃を駆け込みさせていた。
美濃は某藩主の側室で座敷牢に閉じ込められていたのを清之介は剣試合の褒美に美濃を望み町人となっていた。

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駆け込みをそう使うか。・・・前ネタでもあったような？
鹿鳴の声が一番切なくなったかな。