安野モヨコ対談集 ロンパースルーム の商品レビュー
安野モヨコ氏の対談集…
安野モヨコ氏の対談集。特に庵野秀明監督との夫婦対談は必見。
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日暮愛葉・及川光博・…
日暮愛葉・及川光博・ローリー・市川実和子・小日向しえ・大槻ケンヂ・よしもとばなな・寺田克也・庵野秀明・井上三太・奈良美智らとの刺激的な対談集。
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2021.4.10市立図書館 庵野秀明監督との新婚の頃(2003)の対談あり(先日のテレビドキュメンタリーを見て興味が湧いたので借りてみた)。 初出は、単行本語り下ろしの井上三太をのぞいて、ロッキング・オン社の不定期刊行誌「H」(2001.6-2003.6)。他の対談相手は、日暮...
2021.4.10市立図書館 庵野秀明監督との新婚の頃(2003)の対談あり(先日のテレビドキュメンタリーを見て興味が湧いたので借りてみた)。 初出は、単行本語り下ろしの井上三太をのぞいて、ロッキング・オン社の不定期刊行誌「H」(2001.6-2003.6)。他の対談相手は、日暮愛葉、及川光博、ローリー、市川実和子、小日向しえ、大槻ケンヂ、よしもとばなな、寺田克也、井上三太、奈良美智。 わたしは安野モヨコさんというと、ペンネームがわたしも愛する安野光雅からきていることしか知らず、作品は新聞連載だった「オチビサン」しかしらない。 とはいえ、いくら同じ漫画の畑のひとでもだいぶ方向も価値観も違いそうな庵野秀明さん(こちらもエヴァンゲリオンのひとという認識しかなかった)とどういう経緯で連れ合うことになったのかな、と不思議に思っていたけれど、対談を読んで、ああなるほどなぁと納得した感じ。達観した孤独な(寂しいという意味ではなく)人同士で楽なのだな、と。 他の対談では、及川光博、ローリー、寺田克也(ぜんぜん知らないと思ったけど、ちょっと画風見たら「ババヤガの夜」のカバーの人だとつながった)との話がとくにおもしろくてよかった。自分の見せ方、自分と作品の距離、クリエーターが世界の解像度をどうあげているか…わくわくしてすとんとわかっておもしろかった。愛葉さんとの鬱の話もちょっと勉強になった。 で、大好きな「オチビサン」と他の作品群(というか本人)がうまくつながらないと今まで思っていたけど、意外と自分と近い感性の人なのかもしれなくて(安野光雅という共通項はたしかにあるわけだし)、他の作品も読んでみたくなった。
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マンガ家安野モヨコとミュージシャン、女優、作家、芸術家等々の対談集。 2001~2003年にかけて行われたものなので、ちょっと古い。また、対談期間中に著者は庵野秀明と結婚しているが、その庵野との対談も収録されている。ここについては著者のマンガ「監督不行届」と併せて読むと、その面白...
マンガ家安野モヨコとミュージシャン、女優、作家、芸術家等々の対談集。 2001~2003年にかけて行われたものなので、ちょっと古い。また、対談期間中に著者は庵野秀明と結婚しているが、その庵野との対談も収録されている。ここについては著者のマンガ「監督不行届」と併せて読むと、その面白さが一層引き立つと思う。 個人的にはあまりメディアに出ない日暮愛葉との対談が貴重だと感じた。 加えてだが、大槻ケンヂとの対談で、安野モヨコのモヨコが大槻の初期の芸名からとられていることがわかり、やっぱりそうだったのか、と腑に落ちてすっきりした。
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この本が書かれてから一回りの年月が流れているのですな。 いやはやいやはや。 ミッチーが若い若い。 安野さん、また作品読みたいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
漫画家、安野モヨ子さんの対談集。安野さんのご指名の方々(出版社が決めたのかもしれませんが)は個性豊か。特に楽しませてもらったのは大槻ケンヂさん。私が筋肉少女帯ファンのせいかどうも気になってしまう対談だった。あとはこれまた大好きな奈良美智さんとの対談。奈良さん、やんちゃで、壁にスプレーアートして怒られたりする大人ですが、「描く」という職業同士の対談も興味深い。安野さん、ストレートな方だなというのが全体の感想。対談慣れされてない感じも受けたけど、個性豊かな面々との対談はやはり読んで楽しいものでした。
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一言じゃいえない。私の中のBest of the 刺激本です。 実はこれ数年前に読んでいたんですけど 忘れてまた借りちゃったんです。あっちゃ~またかと思いつつ読んで 数年前読んだときにはなかったショックを受けました・・・ どの対談も下手なビジネス書よりショックです。 寺田克也...
一言じゃいえない。私の中のBest of the 刺激本です。 実はこれ数年前に読んでいたんですけど 忘れてまた借りちゃったんです。あっちゃ~またかと思いつつ読んで 数年前読んだときにはなかったショックを受けました・・・ どの対談も下手なビジネス書よりショックです。 寺田克也さんとの対談が1番衝撃ですね。 絵を描く人たちの"見え方"というか"見方"の話がショックでした。 何が、っていうのは私はそちら側の人たちと比べてたぶん1パーセントも 世界を"見えて"ないというか"見て"ないんだなってことを理解したからです。 私が見ている雲は共通意識の、定型として作られた雲で 私の目で正直に見ている雲じゃない。 いや、見えているんだろうけど脳がもう怠けてるから "あ、雲っしょ。これだよねこれ"って認識してて その側の人間だっていう事実がショックです。 でもって思ったのが、それって見ることだけじゃなくて。 音にしても犬だったら"ワン"でしょ、とか。 思考しにしても。ああThe 思考停止。 悔しいですね~。そしてもったいないんじゃないかって。 でも、それでもその定型に対する意味づけ方は個人の経験の中からしか 出来ないからそういった意味で私が見ている感じている世界は他人とは違うものになるのだけど。 何だろうな~。。もっと目も、耳も、頭もよくなりたい、もったいない って思ったのです。 それってきっとクリエイティブな人の能力で、かっこいいから うらやましいっていうところが大きいけれど、やっぱりなんか 悔しいじゃないですか。すっごい損している気分。 あとは市川実和子さんとの対談、これはなんだかうれしかったです。 10代の頃は10代の頃で毎日壁とボクシング状態で 20代になって一回開けたと思ったらまたおっきい壁が立ちはだかって 私は万年思春期なのかと悩むことがあったのですが お二人の話で、ああ、他にもいるんだ!よかった~!って 救われました(笑) きっと悩みの系統や形は全く違うにせよ、 開けた!と思った瞬間に開けてないとかって うわぁ~(笑)あるある!ってなりました。 ローリーさんとの話も勉強になるし、どの対談も 捨てられないです。まあ同じ女性だからってところも大きいと思うんですが。 しばらくこの本はナンバーワンです。買おうかな。
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久しぶりに安野モヨコブームがきて、学生時代ぶりに面白いところだけ読み返そうとパラパラめくっていたら、結局全て読んでしまったので登録。 やっぱりクリエイター同士の対談は、面白い!
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庵野さんとの特集が一番興味深かったっかも。 安野モヨコさんの文章を読むと自分とは全く価値観は違うだろうけれど、やっぱりこの人の漫画を読むと元気づけられます。新作読みたいなー。
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