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朝日文左衛門『鸚鵡籠中記』 の商品レビュー

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2022/02/05
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名古屋の尾張藩城下町に住んでいた朝日文左衛門という下級武士が元禄時代〜宝永時代に27年間付けていた日記の抜粋(元禄7年20歳〜宝永5年34歳)に著者が説明文を付け加えて分かりやすく解説した一冊。 ほとんどはその日の天気とか仲間と行ったことなどが中心だが、宝永の富士山爆発や、伊勢神宮へのお陰参りの様子、当時流行り始めた浄瑠璃(誰が名古屋で何を上演したかなど)、その近松門左衛門に影響されてか頻発する心中の話、当時の世情を知る上での一級の資料になっている。

Posted byブクログ