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ハリガネムシ の商品レビュー

2.7

63件のお客様レビュー

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  4. 2つ

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2023/12/12

不快も不快。ぞわっとおぞましい気持ちになる描写を言葉で紡ぐのは、純粋にすごい。ただ、何も手元に残らない。これは何だ?

Posted byブクログ

2023/09/19

この人の作品を読むときには覚悟が要ります。どれだけ人間性を否定されるのだろうと…。今回もご多分に漏れず、です。 し・か・も。芥川賞受賞作品ですよ。芥川賞って、なんちゅう文学賞なの!? と、のけぞっちゃいます。

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2022/04/02

こ、これは一体なんなんだ。 最初はなんだこのエロ本はという感じだったのだが、中盤あたりから頽廃性と残虐性が増してきて景色が狂気に変わり、物凄い加速度を増していって視野が狭くなっていくような感覚に。 私設図書にて。

Posted byブクログ

2022/02/07

読書開始日:2022年2月6日 読書終了日:2022年2月7日 所感 最悪の読後。 引力がすごい。 ずっと気持ち悪いところに強制されているよう。 いつもの日々をこれほど愛おしく感じたのは久々かもしれない。 はやく日常を営みたい。 清潔で正常な愛情の中にいたい。 水面に出て呼吸をし...

読書開始日:2022年2月6日 読書終了日:2022年2月7日 所感 最悪の読後。 引力がすごい。 ずっと気持ち悪いところに強制されているよう。 いつもの日々をこれほど愛おしく感じたのは久々かもしれない。 はやく日常を営みたい。 清潔で正常な愛情の中にいたい。 水面に出て呼吸をしたい。 そう感じる。 堕ちることをこれほどまでにリアルに書いた作品を読んだのは初めて。 この一文が一番怖かった。 決して終わることがないだろうと思えるような、さめざめときた泣き方だった すでにサチコの顔が思い出せなかった それがどんな毒であっても、ちょっとだけ舐めてみたい 飢え、かつえ 闖入者 われわれはその「はい」にすがりつくように立ち上がった 剔れて 瓜実顔 うつろきまわる 寝ているサチコまで生ゴミのように見える みなさん大変でんな 日記にそう書いたが、書かれた文字が気に入らなかった、 いかに不完全に見えたとしても、この女は既にこれで完成体らしい そういうの…嫌なの その深刻ぶった真面目な顔に不潔なものを感じた こういう小説に限って親に会いたくなる 決して終わることがないだろうと思えるような、さめざめときた泣き方だった これに追いつかれてはならないと思った これに追いつかれてはならないと思った 私はこの女が私をサディズム男と断定し、ホテルでの事も巧妙にじぶんの中に取り込んでいる 暗い方は暗い方へと闇雲に走った

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2020/11/06

自分より頭の弱い者を虐める心理かなあ。虐め(残酷な扱い)はどんどんエスカレートする。小石を詰められて指で掻き出すシーンは、女には痛みを伴う描写だと思う。読み終えて1ヶ月以上経っているが強烈に残っている場面。

Posted byブクログ

2020/01/10

グロデスクな描写と登場人物達の気持ち悪さが際立っていた。面白そうなタイトルだったので読んでみたが、後悔した。もう読まない

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2017/11/28

気持ちが凹む本。食事前には読まないほうがいいと思う。 Google Booksの紹介文で「おぞましくも深い感動を呼び起こす」と書かれていたのですが、おぞましいというのはその通り。そのあとの「深い感動」は私は感じ得ませんでした。私にはおぞましいままで終わってしまった。 登場人物...

気持ちが凹む本。食事前には読まないほうがいいと思う。 Google Booksの紹介文で「おぞましくも深い感動を呼び起こす」と書かれていたのですが、おぞましいというのはその通り。そのあとの「深い感動」は私は感じ得ませんでした。私にはおぞましいままで終わってしまった。 登場人物たちにはなぜそんな生き方をする?なぜ??と問いただしたくなる。

Posted byブクログ

2017/10/02

どこまでも狂っていく。 歪んだ性癖、狂った興奮をしゃぶり尽くしながら。 嫌悪するような場面もあるが、このドライブ感はすごい。読んでしまう。

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2017/06/24

やはり凄い… 朝の寝床で読み始めて、そのまま読了。 でも、もう二度と読みたくない物語なり。 これほどまでに気を滅入らせる物語を描けるのは流石である。

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2017/04/08

第129回芥川賞受賞作。 何冊か芥川賞受賞作読んできたけど、賞ってよくわからないなー。ほんとに。だけど、全てに通じるのは暗さ。日常を描いてるんだけど、まぁ暗い。この作品は、梅雨時のじめっとした暗さを感じた。文量が少ないからサクッとライトに読めるのが救いか。元々読後感が悪い、描写が...

第129回芥川賞受賞作。 何冊か芥川賞受賞作読んできたけど、賞ってよくわからないなー。ほんとに。だけど、全てに通じるのは暗さ。日常を描いてるんだけど、まぁ暗い。この作品は、梅雨時のじめっとした暗さを感じた。文量が少ないからサクッとライトに読めるのが救いか。元々読後感が悪い、描写が気持ち悪いって前評判を見て借りたので、その辺に関しては特に文句無し。 「如何なる失敗事に対しても、最大の敬意を払うべし」 という一文は心に残ったな。 17/4/8

Posted byブクログ