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おとなを休もう の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2009/10/04

懐かしかった。 小学校時代に何気なく読んでいた作品が、大人になって読むとこんなにも心に染み渡るとは・・・ 思いもよらなかった。 特にどれが良かったかというと、どれも良くて、印象深くて・・・う〜ん困るな。 強いて言えば、「一つの花」を選びたい。(読んだ時期が夏なので) 私の使ってい...

懐かしかった。 小学校時代に何気なく読んでいた作品が、大人になって読むとこんなにも心に染み渡るとは・・・ 思いもよらなかった。 特にどれが良かったかというと、どれも良くて、印象深くて・・・う〜ん困るな。 強いて言えば、「一つの花」を選びたい。(読んだ時期が夏なので) 私の使っていた教材にはなかったので。 戦争が激しくなるにつれて、物資が少なくなり、小さな子どもはお父さんやお母さんにおねだりをします。「ひとつだけちょうだい」と。その度に、お父さんやお母さんは少ない食べ物を子どもに与えます。しかし、一時の幸せも戦争の激化に伴い、奪われます。体の弱いお父さんが戦争に行くことになり、出発の時、一輪のコスモスを「ゆみ。(子どもの名)さあ、一つだけあげよう。一つだけのお花大事にするんだよう・・・」と言い、手渡します。私は、情景を思い出してしまっただけで、胸の中が苦しくなりました。戦争を体験したことはないのに、したことないからこそ、胸の中がかき乱されるような感情に・・・涙が・・・ もう一つは、「ごんぎつね」 小さかった時、人形劇でこのお話を見たことがあります。もちろん、教科書で読んだこともあります。ほんの少しのすれ違いで、ごんは兵十に殺されてしまうのですが、そのあとの兵十の 「ごん。おまえだったのか。いつも栗をくれたのは」 と、肩を落としながら言った言葉。 小さかった時も確かこのあたりで泣いてしまったような、大人になってもこのあたりで・・・ 体は大きくなっても、心はいつまでも子どもだな。ふふ。 でも、たまには子どもにもどったって、子どもの気持ちを持ち続けていたって、いいじゃないか。 人の心の痛みが分からない、「死」についての理解ができない、そんなちっぽけな大人には成長していないことがわかるバロメーターになって。 もっと、もっと色んな本を読んで、感動して、心に栄養剤をたっぷりため込んだ人になりたい。そんな人が、一人でも多くなれば、この殺伐とした世の中、少しは変わるんじゃないかなと思うから。

Posted byブクログ

2009/10/04

これを全部こどもの時に読んでいたなら、と思いました。自分は光村図書の教科書しか読んでいなくて残念。 学年の途中で転校しない限り、二種類以上の国語の教科書を読むなんて滅多にないことで、こうしてアンソロジーを読むと学校生活だけでアップアップしていた自分を思い出します。

Posted byブクログ

2009/10/04

小学生の国語の教科書に掲載されている頻度の高い物語を集めた本。「ごんぎつね」は何回読んでも泣けます・・・。

Posted byブクログ