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蹴りたい背中 の商品レビュー

3.1

614件のお客様レビュー

  1. 5つ

    56

  2. 4つ

    139

  3. 3つ

    239

  4. 2つ

    100

  5. 1つ

    35

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芥川賞受賞とか、評論抜きで読みたい本。

読んだとき「若いな」と思うか「わかる!」と思うか。読む年齢により分かれる感もありますが、高校生ゆえの自意識の高さや、説明のつかない感情、伝わってきます。芥川賞受賞とか、評論抜きで読みたい本。

zxc

2024/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長谷川は嗜虐癖があるのかしら? それとも気になる事による照れ隠しなのか。 はたまたモデルオタクに対する嫌悪感からくるのか。 まぁそれにしても高校生の女子二人が突然泊まりに来るとか親御さんが許さんやろうに。

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2024/04/12

にな川くんのキャラは良かったし読みやすかったけど、私にはそれほど深くハマる要素がなかったのであまり印象に残りませんでした。

Posted byブクログ

2024/03/27

あー間違いない!私も 蹴りたくなりましたよ。 なんとまあアホらしい 背中。 耳元で囁かれてる気が するからと 片耳だけのイヤホンで うずくまる背中。 アイドルオタクの何が 悪いのか?と、 当人からすれば放って おいてくれよ!という ことなんでしょうけど、 目の前のその...

あー間違いない!私も 蹴りたくなりましたよ。 なんとまあアホらしい 背中。 耳元で囁かれてる気が するからと 片耳だけのイヤホンで うずくまる背中。 アイドルオタクの何が 悪いのか?と、 当人からすれば放って おいてくれよ!という ことなんでしょうけど、 目の前のそのモッサリ した無防備な背中を、 アイドルと二人だけの 世界に旅立ってるその 背中を、 足蹴にしたくなるこの 衝動は、 学生時代から変わらぬ 感覚と言いますか、 実際じゃれあいのなか 友だちの背中を蹴った 記憶がうっすらと(汗 あ、学生時代と言えば、 好きな人を知らず目で 追って、 その人が少しでも動く とあわてて目を逸らす 片思いのあるある。 端から見ればバレバレ でした(笑 そう、ご多分に違わず 恋ゴコロに気を取られ、 他人から見えてる自分 の背中に不注意極まり なかった私を思い出し、 あ、どちらかといえば 私も蹴られる側だった じゃないか、と。 まあ、もはやすべてが 時効ということで・・・

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2024/02/12

決して蹴られたいんじゃないですよw ってな事で、綿矢りさの『蹴りたい背中』 西加奈子さんの匂いもする様な人間模様。 周りから孤立させられても自我を貫き通す事が出来るのがある意味、強さじゃないかと。 19歳の時に醸し出す最後の一文『はく息が震えた』にわしが震えたw 201...

決して蹴られたいんじゃないですよw ってな事で、綿矢りさの『蹴りたい背中』 西加奈子さんの匂いもする様な人間模様。 周りから孤立させられても自我を貫き通す事が出来るのがある意味、強さじゃないかと。 19歳の時に醸し出す最後の一文『はく息が震えた』にわしが震えたw 2018年3冊目

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2024/01/13

10代で書いたのがすごいが、10代でしか書けなさそうなリアルな痛々しさがあるなあ、絹代ちゃんがいい子なのが救い

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2023/10/19

中学生の娘が読了。 普段なかなか読書が進まない娘ですが、この作品はとても読みやすかったようで、1日で読み終わっていました。

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2023/08/22

2004年第130回芥川賞受賞作 初版は2003年、丁度20年前。 芥川賞受賞19歳という最年少記録はいまだに破られていない。 冒頭の「さびしさは鳴る。」という一文は有名だが、時期を逃して未読のまま時は過ぎ…。 いやー、語彙力なくて申し訳ないが、すごい。 19歳かよ、本当か...

2004年第130回芥川賞受賞作 初版は2003年、丁度20年前。 芥川賞受賞19歳という最年少記録はいまだに破られていない。 冒頭の「さびしさは鳴る。」という一文は有名だが、時期を逃して未読のまま時は過ぎ…。 いやー、語彙力なくて申し訳ないが、すごい。 19歳かよ、本当かよ。 まだスクールカーストなどという言葉もなかった頃に書かれたこの『蹴りたい背中』。 入学したばかりの高校で、クラスの序列から外れ、どのグループにも属さない少女の葛藤…脳内でずーっと独り言を呟き続ける気持ちや、たまに口を開くととんでもなく鋭い言葉が出てしまうところなど、もう場面が目に浮かんでくる。 にな川と絹代との関係などからも、主人公ハツの自尊心の揺らぎや苛立ちなどが痛いほど伝わる。 主人公の気持ちがちっとも分からない、という人は、順風満帆な高校生活を送った(送っている)人なんだろうなぁ…ある意味羨ましい。 2023.8

Posted byブクログ

2023/08/07

一気に読み切ってしまった(苦笑) 学生時代の痛い思いが蘇る。 あぁそうだ、自分もこんなだった。 充実してない青春してない学生時代だった。 学生時代ってともすれば、思い通りにならない、一番生き苦しい時代だよなー。

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2023/08/03

「若さ」は大人になるにつれて、良い感情、良いイメージしか抱けないものだ。しかし、真っ只中にその身を置いている人間にとっては、決して明るいものばかりではない。クラスで孤立している少女が、同じ立場の少年と交流を持つことによって生まれた感情を丁寧に綴っているこの物語は、あまりにも刺々し...

「若さ」は大人になるにつれて、良い感情、良いイメージしか抱けないものだ。しかし、真っ只中にその身を置いている人間にとっては、決して明るいものばかりではない。クラスで孤立している少女が、同じ立場の少年と交流を持つことによって生まれた感情を丁寧に綴っているこの物語は、あまりにも刺々しく、痛々しい。決して触れて欲しくない、それでも誰かに分かって欲しいという反発し合う感情を抱える主人公に、自分の過去が重なる部分も多かった。なにより、心に秘めるもやもやを的確に表す描写が素敵。

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