宮崎勤事件 の商品レビュー
私は、この事件につい…
私は、この事件については耳にしていただけで詳しい事は知りませんでしたが、これを読んでこの事件の詳細が分かりました。過去にこれ程までにおぞましい事件があったと思うと、怖いです。でも、読むとタメになると思いますよ。
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あの時代から今に続く…
あの時代から今に続く病巣が鋭く抉り出されています。
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精神鑑定や法廷での実…
精神鑑定や法廷での実際のやり取りが興味深い。刑を軽減するための詐病か否か、この手の裁判の重要な課題ではないでしょうか。
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宮崎勤事件は色んな意…
宮崎勤事件は色んな意味において衝撃を与えた事件で、精神的な症例としても持ち出されます。事件から10数年が過ぎた今、この事件にどんなシナリオが隠されていたのか知るのもいいかもしれません
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本書を読み終えて、誰も事件の真相を掴めていない事がよくわかった。 前代未聞の事件として、どうにか因果関係を結ばなくてはならない。そこで異様な数のビデオやオタク趣味に目がつけられ、喧伝され、多くのマイノリティーたちが追い詰められる事になった。 彼の人生は嘘だらけである。酒鬼薔薇聖斗...
本書を読み終えて、誰も事件の真相を掴めていない事がよくわかった。 前代未聞の事件として、どうにか因果関係を結ばなくてはならない。そこで異様な数のビデオやオタク趣味に目がつけられ、喧伝され、多くのマイノリティーたちが追い詰められる事になった。 彼の人生は嘘だらけである。酒鬼薔薇聖斗にも感じた事だが、彼らはきっと、人間関係の構築、己の内面の暴露、といった方法がこどごとく下手くそなのだろう。その方法を教えるべきだった保護者も何もしなかったのだろう。 事件の姿に迫った本として実によく出来ている。だが、読み終えた時、ため息だけが漏れた。
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2001年6月28日、東京高裁で宮崎事件における死刑判決(二審)が下った(2021年現在、死刑執行済)。 一審では宮崎被告に二度の精神鑑定が行われ、最初の鑑定結果では刑事責任能力を認めたものの、二度目の鑑定では「精神分裂病」「多重人格」とする二つの結果が出され、いずれも責任能力が...
2001年6月28日、東京高裁で宮崎事件における死刑判決(二審)が下った(2021年現在、死刑執行済)。 一審では宮崎被告に二度の精神鑑定が行われ、最初の鑑定結果では刑事責任能力を認めたものの、二度目の鑑定では「精神分裂病」「多重人格」とする二つの結果が出され、いずれも責任能力が限定されると指摘したものだった。結果的には、一審では最初の鑑定結果を重視し、死刑判決を言い渡すことになったが、今回の二審においても、川辺義正裁判長の「人格障害はあったが、精神障害はなく、完全な責任能力を有していた」として、弁護側の控訴をしりぞけることとなった。 さて、当の宮崎被告も事件から12年の歳月が流れ、すでに38歳となっている。死刑判決にも無表情のまま、自分の殻に閉じこもったままであったという。 『宮崎勤事件』の最終章で、著者は被告に対して「目を覚ませ、立ちあがれ宮崎君」と呼びかけている。宮崎被告が覚醒から抜け出すことはあるのだろうか?すべてが夢の中で起った事件と片付けるには、あまりに冷酷で衝撃的な内容であった。 計算され尽くした芝居の中で、いまだに役者を続けている宮崎被告とは何者なのであろう。本書を読んでも、吉岡忍『M/世界の、憂鬱な先端』を読んでもその答えは出てこない。歪んだ精神の軌跡は依然、混沌とした“穴ぐら”の暗闇の中にある。
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小説よりかなり怖い。 そして描写に吐き気がし途中で断念するほど。 これが現実。 小説との違いをまざまざと見せつけた本です。
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綿密な取材に裏付けられた本なので、読み応えがありました。リアルタイムで見ているはずなのに、意外なぐらいこの事件について知らなかったということがわかりました。 が、何が「塗りつぶされた」なのか、もっとはっきり言いきってほしかった・・・。ちょっとまどろっこしい思いをしました。 ...
綿密な取材に裏付けられた本なので、読み応えがありました。リアルタイムで見ているはずなのに、意外なぐらいこの事件について知らなかったということがわかりました。 が、何が「塗りつぶされた」なのか、もっとはっきり言いきってほしかった・・・。ちょっとまどろっこしい思いをしました。 あと、巻末の池田小事件についての章はちょっとこじつけっぽく思いました。それはまた別の事件として考察しないといけないのでは?
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80年代後半に起こった連続幼女誘拐殺人事件の真相に迫るルポルタージュ。当時の捜査資料や精神鑑定書、宮崎と鑑定人のやり取りなどから、犯行の真の動機を探る…といった内容。 宮崎勤の事件はぼんやり知ってるくらいだったけど、今回詳細を知って、宮崎のあまりの異常さに吐き気がした。こんな奴に...
80年代後半に起こった連続幼女誘拐殺人事件の真相に迫るルポルタージュ。当時の捜査資料や精神鑑定書、宮崎と鑑定人のやり取りなどから、犯行の真の動機を探る…といった内容。 宮崎勤の事件はぼんやり知ってるくらいだったけど、今回詳細を知って、宮崎のあまりの異常さに吐き気がした。こんな奴に娘を奪われた家族の気持ちを思うとやりきれなくなります。この本では、宮崎は自分の作ったシナリオを演じていたのでは、というように書かれていましたが、そんなに深い考えで行動しているようには思えなかった。ただ衝動的にさらって殺して凌辱して、行き当たりばったりの適当な言い逃れをしているだけじゃないのかと思いました。自分でも真の動機なんかわかってないんじゃないのか。障害へのコンプレックスや、親の不仲など生い立ちに同情すべき点もあったのでしょうが、26歳のいい大人が何を言っているんだという印象しかなかった。何があろうと人を殺していい理由にはならない。
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幼女連続殺人事件の宮崎勤死刑囚の真実を追求したルポルタージュ。 うーん…これ、ルポルタージュなのかなぁ。 いろんな資料を集めて、良く読み込んでますね、とは思うんだけど、なんかそこから読み取れる事実は、憶測でしかないし、そもそも話題や注目点が行き来するので、まとまりも構成もあったも...
幼女連続殺人事件の宮崎勤死刑囚の真実を追求したルポルタージュ。 うーん…これ、ルポルタージュなのかなぁ。 いろんな資料を集めて、良く読み込んでますね、とは思うんだけど、なんかそこから読み取れる事実は、憶測でしかないし、そもそも話題や注目点が行き来するので、まとまりも構成もあったものじゃない。 読みにくくて、読後感はすっきりしなかったです。
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