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教会で死んだ男 の商品レビュー

3.2

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

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ポアロとミスマープル…

ポアロとミスマープルの短編集。ホームズ譚っぽい物もあって楽しめる内容だった。

文庫OFF

2024/06/23

戦勝記念舞踏会事件 潜水艦の設計図 クラブのキング マーケット・ペイジングの怪事件 二重の手がかり 呪われた相続人 コンウォールの毒殺事件 プリマス行き急行列車 二重の罪 スズメバチの巣 洋裁店の人形 教会で死んだ男 ポアロもの11編、ノンシリーズの怪奇もの1編、ミス・マープルも...

戦勝記念舞踏会事件 潜水艦の設計図 クラブのキング マーケット・ペイジングの怪事件 二重の手がかり 呪われた相続人 コンウォールの毒殺事件 プリマス行き急行列車 二重の罪 スズメバチの巣 洋裁店の人形 教会で死んだ男 ポアロもの11編、ノンシリーズの怪奇もの1編、ミス・マープルもの1編の短編集。 話が多くて読み終わる頃には、この話はどんなのだったかしら?なんて言うのがいくつか。 『スズメバチの巣』はスズメバチの巣を駆除するのに使用する青酸カリを巡る話。一風変わった内容でラストも含めて、この短編集の中で1番好きなお話です。

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2024/03/23

ポアロものが11話、ノンシリーズの怪奇小説1話、ミス・マープルものが1話収録。 ポアロものは「スズメ蜂の巣」だけヘイスティングスが登場しないけど、いつもの事件解決パターンとは違う趣向で良かった。 ミス・マープルものは、長編の「予告殺人」に登場したバンチとクラドック警部が登場。バン...

ポアロものが11話、ノンシリーズの怪奇小説1話、ミス・マープルものが1話収録。 ポアロものは「スズメ蜂の巣」だけヘイスティングスが登場しないけど、いつもの事件解決パターンとは違う趣向で良かった。 ミス・マープルものは、長編の「予告殺人」に登場したバンチとクラドック警部が登場。バンチは良いキャラだったので再登場して嬉しい。ポアロも良いけど、やっぱりミス・マープルもいいなあと思った。

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2023/07/29

短編なのにそれぞれがすごくボリュームのある話を読んだ気分にさせられた、唸る。すずめ蜂の巣、表題の教会で死んだ男がよかった。どちらもセリフの伏線がラストに生きてきたし、顛末もしんみりしたりほっこりしたりする話でした。

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2023/03/18

2003年発行、早川書房のクリスティー文庫。13編。ポアロ物が11編、怪奇物が1編、マープル物が1編。ポアロ物はポアロらしい作品。ポアロの尊大なところが長編よりもよく出ているように思う。怪奇物は最後までどうなるかわからない作品。怪奇で合理的な解決がないところが非常に面白く思う。マ...

2003年発行、早川書房のクリスティー文庫。13編。ポアロ物が11編、怪奇物が1編、マープル物が1編。ポアロ物はポアロらしい作品。ポアロの尊大なところが長編よりもよく出ているように思う。怪奇物は最後までどうなるかわからない作品。怪奇で合理的な解決がないところが非常に面白く思う。マープル物、やはり安定のマープル、という感じである。やっぱり老婆としての雰囲気がいい。 掲載作:『戦勝記念舞踏会事件』、『潜水艦の設計図』、『クラブのキング』、『マーケット・ベイジングの怪事件』、『二重の手がかり』、『呪われた相続人』、『コーンウォールの毒殺事件』、『プリマス行き急行列車』、『料理人の失踪』、『二重の罪』、『スズメ蜂の巣』、『洋裁店の人形』、『教会で死んだ男』、(最初の11編がポアロ物、次の1編が怪奇物、最後の1編がマープル物)あとがき:「わがクリスティー体験」関口苑生(評論家)、

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2022/10/17

短編なので事件発生から解決まで随分とスピーディーではあるけれど、長編に負けないくらいの満足感があるのが流石クリスティーと思う。人々の情に弱いので『クラブのキング』『マーケット・ベイジングの怪事件』辺りがお気に入りで、『二重の手がかり』『呪われた相続人』の容赦の無さが最後まで面白か...

短編なので事件発生から解決まで随分とスピーディーではあるけれど、長編に負けないくらいの満足感があるのが流石クリスティーと思う。人々の情に弱いので『クラブのキング』『マーケット・ベイジングの怪事件』辺りがお気に入りで、『二重の手がかり』『呪われた相続人』の容赦の無さが最後まで面白かった。

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2022/03/20

初めてのアガサクリスティーだった。基本的に海外作品は読まないため、人物把握が難しかった。海外の名前は馴染みがあまりないし、登場人物が多くなると日本の作品以上に状況をうまく理解できない所があった。 しかしこれが、アガサクリスティーかという感慨もあり面白さがあった。

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2021/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

クリスティーのオールスター短編集! ポアロとヘイスティングスの名コンビだけでなく、隠れた名コンビであるミス・マープルと牧師夫人のバンチの活躍も楽しめる。 「スズメ蜂の巣」庭にいたジョン・ハリソンのところにポアロが訪ねてくる。他の作品とはちょっと毛色が違う印象的な作品。ポアロが事件を防ぐことに成功する様子を、当事者の側からどうぞ。 「洋裁店の人形」これだけは怪奇もの。はっきり言って怖い。人形が苦手な人は避けた方がいい。 「教会で死んだ男」ハーモン夫人ことバンチが、教会の中でぐったりしている男を見つけた。亡くなった男のことを知ってエクルズ夫妻が訪ねてくる。夫妻に何かを感じたバンチは、名付け親であるミス・マープルを訪ねた。2人の推理と作戦がわくわくさせてくれる作品。

Posted byブクログ

2021/05/21

ポアロの短編が11篇とミス・マープルの短編が1篇、ポアロでもミス・マープルでもない怪奇ものの短編が1篇の短篇集。ポアロは映像で見たことがあった話だった。やっぱりヘイスティングスが出てると面白い。1番好きなのは、ミス・マープルの短篇「教会で死んだ男」。映像があれば見てみたい。

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2020/01/19

一番印象に残ったのは「洋裁店の人形」 これは探偵は出ない怪奇もの。題名からして日本だったら市松人形の毛が伸びる的なものか、と想像する。洋裁店のイスにふと気がつくと布製の人形がすわっていて、いつからあるのか店員やなじみ客は分からず、しかも場所を移動している、気味悪がって店長は仮縫い...

一番印象に残ったのは「洋裁店の人形」 これは探偵は出ない怪奇もの。題名からして日本だったら市松人形の毛が伸びる的なものか、と想像する。洋裁店のイスにふと気がつくと布製の人形がすわっていて、いつからあるのか店員やなじみ客は分からず、しかも場所を移動している、気味悪がって店長は仮縫い部屋に閉じ込めるがいつのまにかお気に入りのイスに座っている。・・はては呪いの惨劇が発生か?と思いきやそこはクリスティ、胸に刺すオチをつけてくれた。女の子に「ほんとに、あたしは、好きなの。このお人形もそういってもらいたいのよ。かわいがってほしいと思っているのよ」 ポアロもの11編は全編ヘイスティングスの語り。ヘイスティングスの語りだと、回想という形になるので、落ち着いて静か。この語り形式が好きだし、読みやすい。のちの中編や長編の原型となる短編が3つある。 ・戦勝記念舞踏会事件 The Affair at the Victory Ball (1923年)ポアロもの。 ○潜水艦の設計図 The Submarine Plans (1923年)ポアロもの。(短編「謎の盗難事件1927」短編集『死人の鏡』収録の原型) ・クラブのキング The King of Clubs (1923年)ポアロもの。 ○マーケット・ベイジングの怪事件 The Market Basing Mystery (1923年)ポアロもの。(短編「厩舎街の殺人1936」短編集「死人の鏡1936」収録と非常によく似ている) ◎二重の手がかり The Double Clue (1923年)ポアロもの。ヴェラ・ロサコフ伯爵夫人が宝石好きとして登場(短編集「ヘラクレスの冒険」の「ケルベロスの捕獲1947」でクラブ地獄の経営者としてポアロと再会。ポアロは派手で大柄なこの夫人が好きだ、と表現されている) 呪われた相続人 The Lemesurier Inheritance (1923年)ポアロもの。 ・コーンウォールの毒殺事件 The Cornish Mystery (1923年)ポアロもの。 ○プリマス行き急行列車 The Plymouth Express (1923年)ポアロもの。(長編『青列車の秘密1928』と同じプロット) ・料理人の失踪 The Adventure of the Clapham Cook (1923年)ポアロもの ・二重の罪 Double Sin (1928)ポアロもの。 ・スズメ蜂の巣 Wasps' Nest (1928)ポアロもの。 ・洋裁店の人形 The Dressmaker's Doll ・教会で死んだ男 Sanctuary (1954)マープルもの。 1951,1961発表 2003.11.15発行 2016.10.15第4刷 図書館

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