総司 炎の如く の商品レビュー
「歳三往きてまた」と「新選組藤堂平助」と読むとより面白い。個人的には沖田は労咳を患い畳の上で逝ったからこそ、こうも魅力的なのではないかとこの本を読んで改めて思いました。
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「嬉しいんです。先生も土方さんも、本当に素敵な人たちだ」 秋山さんの書く新選組は、何処までも馬鹿正直で一途で、果てしなく綺麗だと思う。 例えば実際に残っていたものが後悔や憤怒や悔恨なんだとしても、それでも信じたいものがここにあると思う。
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本当はこの著者の土方さん主人公の本を見ようと思ったんですが、見当たらなかったので読んでみたら読みやすくって面白かったです。 こちらの沖田さんはいつもニコニコしていて明るい系。 土方さんはわりと優男な感じ。 近藤さんは男が惚れるタイプのどっしりした”漢!”って感じ。 飄々とした斉藤...
本当はこの著者の土方さん主人公の本を見ようと思ったんですが、見当たらなかったので読んでみたら読みやすくって面白かったです。 こちらの沖田さんはいつもニコニコしていて明るい系。 土方さんはわりと優男な感じ。 近藤さんは男が惚れるタイプのどっしりした”漢!”って感じ。 飄々とした斉藤一も良いし、最後の最後まで優しい山南さんも良い。 全体的にキャラクターがカッコいい。 新選組の話っていうと、毎回毎回芹沢鴨が殺されるわけですが。 今回の芹沢さんは今までの人間的には可愛らしい人…系ではなく。 近藤派である沖田も土方でさえもその剣を振るう姿に惚れるような強さと陰を持つ男で。 あることが原因で酒に溺れ、乱れ、やがて暗殺されるに至るんですが。 沖田の病を病んでいく過程の心に深く絡んでくる。 他にも敵対してしまうことになる大久保裕次郎。 近藤の養子となるがその才能の差に沖田に嫉妬してしまう谷周平。 道を分かつことになる藤堂平助の話とか。 スルスル読めるけどいっぱい話がつまっているように感じて面白かった。 沖田さんは土方・近藤、他の連中のように武士として生きること、どう死ぬかということに執着するのではなく、”剣士”として生きている。 どうやて、どうすればと悩むのではなく、ただ自然にそういう道を歩んでいて、人生を全うできずに口惜しいとか、絶望的な話でもない。 沖田さんのカラリとした部分が濃くでていて悲しいけれどさっぱりしている。 他にもいっぱい関連小説だしているようなので読んでみようと思いました。
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沖田総司を主人公に書かれた本。秋山さんは、本当に心情や時代背景を上手く組み込んで書ける方で尊敬しております。誰も悪者じゃない。そこがいい。
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ここから背表紙を眺めているだけで泣けてくる…隊士達との楽しいやりとりや総司の明るさが随所にあるからこそ切なくてたまらない…新選組好きじゃない人にも読みやすいと思う。
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歳三、平助を主役にしたものに比べると若干内容が薄く感じるのは総司くんだからかしら?総司のキャラって人によって全然違うよねー。秋山さんの解釈はわりと人間っぽいかな。変に美形キャラじゃないのはいい。周平とのエピソードはいいな。最後一緒に住んだってのもいいな。 でも結局この人の新撰組は...
歳三、平助を主役にしたものに比べると若干内容が薄く感じるのは総司くんだからかしら?総司のキャラって人によって全然違うよねー。秋山さんの解釈はわりと人間っぽいかな。変に美形キャラじゃないのはいい。周平とのエピソードはいいな。最後一緒に住んだってのもいいな。 でも結局この人の新撰組は土方さんがやけにかっこよく目立つ!!秋山さんが歳三びいきなのかしらん?私にはうれしいけど♪
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沖田総司が主人公の新撰組小説。 そのため新撰組が蝦夷まで転戦する様は追わず、 沖田の死で幕を閉じます。 登場人物が全員純粋。 描写も綺麗で、透明感がある作品です。 新撰組小説らしく史実をしっかり追ってますが、 どちらかといえば人物の描写が中心。 近藤や土方以外に、...
沖田総司が主人公の新撰組小説。 そのため新撰組が蝦夷まで転戦する様は追わず、 沖田の死で幕を閉じます。 登場人物が全員純粋。 描写も綺麗で、透明感がある作品です。 新撰組小説らしく史実をしっかり追ってますが、 どちらかといえば人物の描写が中心。 近藤や土方以外に、近藤周平や藤堂平助との関係や繋がりが よく描かれていたのが印象的でした。 特に周平の位置に関しては 他の新撰組小説と少々違うかんじで面白かったです。 しかし病魔が発覚した後も焦りや葛藤が余りなく少し達観した様子で 人間くささが薄いので、人によっては物足りないかもしれません。 良くも悪くも女性的な印象を受けました。 シーンとしては。 山南さんの置き土産、各々にあてた手紙のエピソードや、 沖田が最期の最期に近藤に我儘を言うシーンなど。 要所要所見所が多く楽しめたと思います。
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沖田総司が主役の新選組物語。 覚えてるのが斎藤さんが隊士を飴玉で買収して土方さんの面倒をみさせたとこと 菜の花畑に立ちションベン・・・。 切ない話だったはずなのに(笑)
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高3のときにみさに借りて、まだ家にある・・・。これ高校の図書館のだよ、ね・・・?笑。すごく読みやすくて面白かった。
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長州藩士の友人との絆や、周平との関わりのなかの、沖田の心の揺れ動きを丁寧に描写。沖田の人間としての大きさを感じさせる作品。最期まで人を思いやる余裕を持っているのはすごいと思う。「平助」「歳三」の後に読むのがオススメです。
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