鉄槌! の商品レビュー
ある旅行ツアー会社と…
ある旅行ツアー会社との裁判をめぐる実話で、日ごろ自分は裁判などとは無縁と思っている人が読めばほんとにためになる。弁護士の問題点、企業対個人の戦いなど考えさせられるところは多い。
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確か最初「ワトソン」…
確か最初「ワトソン」という面白いコンセプトの法律雑誌に連載されていたものだったと思う。個人的な裁判体験を面白おかしく読み物にしてレポート。まじめなネタをこんな風にまとめる手腕がさすが漫画家。
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民事訴訟で訴えられたいしかわさんが、弁護士を雇って裁判に応じる。民事裁判で訴えられたことは自分にもあるので、そうだそうだと思って読む。弁護士の文章が、そういうものであると思って読みにくいなあと思って読んだものだが、「文章が下手」と言われてみると確かにそうだ。わざと読みにくくして法曹界の人たちで情報を共有して、一般人をなるべく遠ざける意味があるのだろうか。甲とか乙とか言うのもやめたらいい。甲とか乙にしないで、そのままコピペすればいい。 弁護士にいきなり200万払うのがもったいない。まず無料相談に行って、それから2~3件当たって感じのいい人を選ぶべきだ。偉そうにしている人や感じの悪い人と接するとストレスになるからそういう人は避けた方がいい。 こうしてほぼ全てを実名で、文書などもそのまま掲載しているのがすごい。裁判業界がドラマや映画などと違って、いかに偉そうにしているのか暴いている。すばらしいことだ。
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蔵書整理のために再読 いしかわじゅんの本はおもしろい。悪口シリーズの本もおもしろいが,本書もとても読みやすい。 いしかわじゅんは,裁判手続きをかなり正確に再現していると思います。 作者が自ら書いているように,もう少し自分から弁護士に連絡をとってもよかったとは思いますが,それにして...
蔵書整理のために再読 いしかわじゅんの本はおもしろい。悪口シリーズの本もおもしろいが,本書もとても読みやすい。 いしかわじゅんは,裁判手続きをかなり正確に再現していると思います。 作者が自ら書いているように,もう少し自分から弁護士に連絡をとってもよかったとは思いますが,それにしても,これほど依頼者と打ち合わせをしない弁護士は今時少ないのではないかと思います。 ちなみに,裁判官への悪口は直接言っていないし(不満はありそうですが),最後は,判決ではなく和解で終了しています。後書きの高橋源一郎や他のレビュアーの方も,せっかく作者が正確に書いているのですから,そのあたりはきちんと読んだ方がよいのではないかと思いました。
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もう四半世紀前になるだろうか「法律で時代を読む」と前置きのついた「ワトソン JAPAN」という雑誌があって、その連載記事。ワトソン自体が早々に廃刊になってしまったので、後が気になりつつも、しばらく忘れていたのだが、これでやっとまとめられたものを読めた。 ろくに話もきかずFAXのみ...
もう四半世紀前になるだろうか「法律で時代を読む」と前置きのついた「ワトソン JAPAN」という雑誌があって、その連載記事。ワトソン自体が早々に廃刊になってしまったので、後が気になりつつも、しばらく忘れていたのだが、これでやっとまとめられたものを読めた。 ろくに話もきかずFAXのみでのやりとりとか弁護士のいい加減さにおどろいた一冊。
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すごく勉強になった。 ①裁判にはできるだけ一生関わりをもたない方が良い。 ②権威のある職についている人だからといって信用しない(これは何度目かになる認識改め) ③上と同じことだけど、専門家だからといって、自分の疑問など遠慮しない。 ④人は自分を守る為なら、平気で嘘をつく(これも何度目かになる認識改め) ⑤上の別見地で、人は事実を確認しようとせず、自分の信じたいことだけを信じる。 ⑥民事訴訟では、裁判費用は自分もち。(裁判に勝ったとしても負けた側から裁判費用を取れない)
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漫画家さんの裁判記録。 事件の始まり具合のいい加減さ、弁護士のいい加減さ、 判決のいい加減さが奇妙に絡まって、裁判というのはおかしなモノだな〜という印象を受けた。
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昨年読んだ不条理な法廷闘争を綴ったノンフィクションを紹介。 漫画家、いしかわじゅんは厳寒の山中、夜行スキーバスに置き去りにされる。 後続のバスに拾われ事無きをえるのだが、置き去りにしたバスの 運転手も乗務員も謝罪しようとしない。 怒りの余り当の旅行会社をエッセイ漫画で批判...
昨年読んだ不条理な法廷闘争を綴ったノンフィクションを紹介。 漫画家、いしかわじゅんは厳寒の山中、夜行スキーバスに置き去りにされる。 後続のバスに拾われ事無きをえるのだが、置き去りにしたバスの 運転手も乗務員も謝罪しようとしない。 怒りの余り当の旅行会社をエッセイ漫画で批判すると逆に「謝罪」を 求められ「名誉毀損」で訴えられる羽目になる。 雇った弁護士はちゃんとした連絡をよこさない、必要書類の日本語が変、 しばらくすると当の弁護士がいつのまにか別人に! 旅行会社は都合のいい嘘ばかりを主張し、その場にいなかった「証人」まで出現する。 怪しい人物が続々と現れるし文庫のための新章で登場する 「偽証人」の正体など良く出来たミステリー小説を読んでるかのような迫力。 なお、この本に出てくる関係者はなんと全員実名だそうである。
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民事裁判顛末記。相手との係争過程も面白いが、裁判と弁護士のいいかげんさに驚く。裁判所も御多分に漏れず司法関係者のために存在するのだなぁ。
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