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談志が死んだ の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2013/06/05

 「談志が死んだ」という表題をみて、立川談志が死んだ後での弟子たちの話かと思ったら、そうではなかった。死ぬ前の本だった。これも「シャレ」というものなのだろうか。  「落語」はたまにテレビ・ラジオで聞く程度、寄せに行ったことは過去1回だけだから、落語についてはほとんど知らないが、一...

 「談志が死んだ」という表題をみて、立川談志が死んだ後での弟子たちの話かと思ったら、そうではなかった。死ぬ前の本だった。これも「シャレ」というものなのだろうか。  「落語」はたまにテレビ・ラジオで聞く程度、寄せに行ったことは過去1回だけだから、落語についてはほとんど知らないが、一応「伝統芸能」でもあるし、「文化・教養」として読んでみたが・・・。  本音を語る「落語家」という人種は、一般社会で通用する常識とはまた違った次元で生きていると思えた。また、それでも「生きられる」人種といってもいいのかもしれない。  知らない世界を知ることができることが読書の醍醐味だとすれば、本書もまたその一つであることは間違いがないのだが、どうもこの世界は「すごい社会」であるとしか言い様がない。  これが「芸人の世界」というものなのだろうが、あまり関係を持つ気にはならない世界だと思った。

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2011/12/02

新聞の見出しにもなったこの本の題名。 自ら付けたという戒名に思わず笑ってしまった。 死すら洒落にしてしまうヒトなんてそうそうおらんのやないか。

Posted byブクログ

2011/12/01

いまさっき、悲鳴とも雄叫びともとれる、キャーッ、とか、ウワーアッ、とかいう、意味不明のわけのわからない、声とも音とも判別がつきかねる、断末魔の絶叫に似た呻き声を、ひとしきり発したのは、私です。 恐れていたことが来ました、とうとう、ついに。 わが革命的唯我独尊落語家の立川、談志...

いまさっき、悲鳴とも雄叫びともとれる、キャーッ、とか、ウワーアッ、とかいう、意味不明のわけのわからない、声とも音とも判別がつきかねる、断末魔の絶叫に似た呻き声を、ひとしきり発したのは、私です。 恐れていたことが来ました、とうとう、ついに。 わが革命的唯我独尊落語家の立川、談志が死んだ、のです。 頭の中を走馬灯のようによぎってきます。 身体をゆすって心の底から爆笑する笑顔、口をひしゃげて憎々しげに毒舌を吐く真顔、落語や芸について真剣を抜いて斬りかかってくるような真摯で高邁な殺戮的な精神、嫌味でいて猫可愛がるそのあっけらかんとした心根などなど、直接会って話した思い出深い時間も、つい昨日のことのように思い出されます。 残念ながら、彼を失って彼を継ぐ者がいないいま、落語はただのお笑いの一部で、よく理解できないけれど落語好きだというファンが増大していくとしても、衰退・堕落するしかないと思います。否、どだい立川談志というひとりの落語家が存在したこと自体が、奇跡だったといってもいいことかもしれません。 連綿と続いてきた粋(いき)や粋(すい)を愛好する通のご隠居さんや、日頃の鬱憤をはらすために寄席に通う落語好きのひとたちに細々と支えられた落語を、演劇的で現代批判に富み、人間的魅力に溢れた新生落語として広汎に伝播する可能性に満ちていたことが、すべては立川談志というひとりの落語家がいなくなったことで水の泡です。 私、いまから当分のあいだは、何百枚とある談志全集をはじめとするCDやDVDを、聴きまくって見まくって、喪に伏します。

Posted byブクログ

2010/03/01

いかにも立川流だから書ける、企画できる本ですね。でも本当に談志後は、どうするのだろうか。今の活動を見ていると必ずしもまとまる必要はなく、緩やかな集まりでいいような気もする。

Posted byブクログ

2009/10/04

立川談慶真打昇進記念パーティーで、家元と写真を撮ったぜ。おまけに家元から名刺も頂いた。“金日正万歳”って書いてあったよ。(笑)

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